(1)五感のリープ(生後5週ごろ)
生後20か月までの10回のメンタルリープ
オランダのプローイュ博士が発見した「メンタルリープ」と呼ばれる”ぐずり期”のことです。
赤ちゃんは生後20ヵ月までの間に“メンタルリープ”と呼ばれる現象が10回起こるといわれています。
メンタルリープは、子どもの知能の成長期のことで、赤ちゃんの脳が急激に成長し、次の発達段階へ移行する現象のことです。
メンタルリープとは?
物事が移り変わる様子を認識する能力が身につく時期。
光や音の変化に興味を持ったり、体をよじる、頭をひねったりします。
(3)推移のリープ(生後12週ごろ)
身の回りの物事には規則性やパターンがあることに気づく時期。
色や形のある模様を見つめたり、音の方に顔を向けたりします。
(2)パターンのリープ(生後8週ごろ)
物事の感じ方が大きく変化し、周りで起こる出来事にはっきりと興味を示すようになる時期。
今までよりも何かをじいっと見つめるようになったり、触れられると笑ったりするようになります。
物事の関係性を理解するようになる時期。
人の位置関係や距離感が分かるようになり、見慣れない人をじっと見る、舌を使って音まねをするようになります。
(5)関係のリープ(生後26週ごろ)
これまでの3つのリープで得たものを重ね合わせ、物事の変化を複数の五感を使って複雑に感じ取れるようになる時期。
物をつかむ、口に入れる、親の居場所を探すなどの行動をするようになります。
(4)出来事のリープ(生後19週ごろ)
(6)分類のリープ(生後37週ごろ)
物事の一連の流れを組み立てて、実現しようとする時期。
1人で食べようとする。親がする手の動作をまねたりするようになります。
(7)順序のリープ(生後46週ごろ)
物事を分類する力がつく時期。
それまで同じだと思っていた動物を区別できるようになる、比べることが好きになる、外に出て探索するのを好むようになります。
一連の流れを1つの作業として捉える時期。
ママのお手伝いをしたがったり、作業に必要なものを持ってくる、ママのお化粧を観察する、などがあります。
(8)工程のリープ(生後55週ごろ)
(9)原則のリープ(生後64週ごろ)
ルールや原則を求める時期。
自分の物と他人の物の区別がつく、だだをこねて駆け引きをするような行動が目立つようになります。
メンタルリープで子供の成長に気づく
環境に合わせて適応できるようになり、自我の発達がはじまる時期。
「自分でやる」といった自我を出した行動が増えたり、言葉の理解が進みます。
(10)体系のリープ(生後75週ごろ)
例えば、「関係のリープ」を経て、距離感を感じ取れるようになると、ママが自分から離れることを極端に嫌がり、人見知りが始まったりします。
週数は目安であり、行動の内容も一例に過ぎません。
子供にも個人差があるので、別の形での成長に気づくことも。
また、「原則のリープ」では、親にとって子供にルールを教えてあげるのに良い時期です。
魔の2歳児直前のこの時期は、家でのルールを伝えておくと良いでしょう。
人見知りも、自我の主張も、ママやパパにとっては大変な時期には違いありません。
でも、我が子が成長しているという実感でもあります。
おおらかな気持ちで成長を見守れるようになりたいですね。