2016.03.16 Wed 更新

妊娠中にはハーブティーがオススメ!でも注意が必要なもの、飲んではいけないものもあるって知ってますか?

妊娠中のヘルスケアを兼ねた飲み物として昔から妊婦さんに人気のハーブティー。しかし、全てのハーブが妊娠中に良いという訳ではなく、中には妊娠中は禁忌であったり注意して飲まなければいけないハーブもあります。安易に飲んでしまうと体に悪影響を与えてしまう可能性があるので、正しい知識を持って飲むことが大切です 。

リラックス効果や不眠を解消する効果があることで最も有名なハーブではないでしょうか。しかし、妊娠中・授乳中の安全性に対する情報が充分にないため、国では摂取を避けるようにおすすめしています。また、ラベンダーにはオイルによるアレルギーや女性ホルモンエストロゲンの分泌異常が起きたという報告や、ラベンダーハーブティーによる抗コリン症候群の報告もあります。

ラベンダー

鎮静作用や抗うつ作用があることから、不眠症の治療に用いられることの多いセントジョーンズワートですが、20か国以上で毒草に指定されているハーブです。ネイティブアメリカンは人工妊娠中絶薬、抗炎症剤、収斂剤 、消毒剤として使用してきたという歴史もあります。
妊娠中は子宮を緊張させる作用があり、胎児に危険が及びます。また、授乳中も母乳を飲んだ赤ちゃんの気力がなくなる作用があるとも言われているため、妊娠中だけでなく、授乳中も使用を避けた方が良いと言われています。

セントジョーンズワート

妊娠中に飲めないハーブティー

ジャスミンには、子宮を収縮させる働きがあるため、妊娠初期には妊娠の継続が困難になってしまうことがあります。
また、ジャスミンティーはお茶に花の香りをつけているもののため、カフェインが含まれています。妊娠中には控えた方が良いでしょう。

ジャスミンティー

ハーブティーの中でも、多くの人に周知されているカモミールですが、子宮収縮効果があるため、妊娠中は禁忌です。
また、カモミールはキク科の植物なので、キク科アレルギーの人にもNGです。

カモミール

サフラン

民間薬としても名高いアロエ。しかし、アロエの皮に含まれている「アロイン」という成分が、子宮収縮作用や腹痛を起こす効果があるため、妊娠中には注意が必要なハーブティーなのです。

アロエ

健康茶として名高いハトムギ。しかし、子宮を収縮させる作用や体内の異物を体外に排出する働きがあるため、胎児を異物とみなしてしまう危険性があります。妊娠中は摂取すべきではない禁忌の飲み物です。
市販飲料で含まれているものが多いので、飲む前に成分表示を確認しましょう

ハトムギ

サフランにはビタミンやβカロチンが豊富で、抗酸化作用に優れているため、アンチエイジング効果があります。また、ホルモンバランスを整え、イライラや不安感を抑えてくれる効果もあります。しかし、子宮を刺激する成分が含まれるため、妊婦さんには禁忌となっています。

ベニバナには子宮興奮作用があるため、無月経の治療に用いられることが多い植物です。この作用は、妊娠中の子宮に悪影響を及ぼしかねないので、禁忌となっています。また、キク科なので、キク科アレルギーの人にもNGです。

ベニバナ

まとめ

この他にもアンジェリカ、ウコン、オレガノ、カバ、コーンフリー、コルツフット、シナモン、センナ、ジュニパー、セージ、チェストベリー、ニーム、バーベイン、バレリアン、フィーバーフュー、フェヌグリーク、ブラックコホシュ、マザーズワート、マテ、ヤロー、リコリス、レモングラス、ローズマリーなどのハーブティーも飲む量に注意が必要、もしくは控えた方が良いといわれています。

妊娠中におすすめのハーブといわれているものでも、妊娠後期にはOKでも妊娠初期や中期にはNGのものなど、飲む時期や、摂取量や濃さ、農薬などに注意が必要である場合が!飲んでいて体調が悪くなったら、すぐに病院を受診して相談しましょう。

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