2017.04.04 Tue 更新

超低出生体重児って?超低出生体重児のリスクと対処法についてまとめました。

赤ちゃんは全員、正期産で生まれるとはかぎりません。 出産予定日より早く生まれてしまったら「早産」になります。 早産で生まれた赤ちゃんは、正常な出生体重よりもかなり軽く生まれ、「未熟児」と呼ばれていますが、この「未熟児」として生まれた赤ちゃんは、さらに体重別で分類されます。 今回は、未熟児の中でも一番危険である「超低出生体重児」の「リスクと対処法」についてご紹介します!

妊娠集数が進んでいても、子宮内の赤ちゃんの発育が遅れる、もしくは止まってしまう「胎児発育不全(FGR)」だと子宮内で胎児の体重増加が思うように進まず、体重が増加しないこともあります。

超低出生体重児になる原因は「早産」が主だと言われています。
また、母体側の問題として、「妊娠高血圧症候群」「常位胎盤早期剥離」や「子宮頸管無力症」があります。
双子や三つ子等の多胎妊娠は、超低出生体重児になりやすいようです。

超低出生体重児の原因

生まれたときの体重が2,500g未満の赤ちゃんのことを「低出生体重児」と呼び、生まれたときの体重が1,500g未満の赤ちゃんだと「極低出生体重児」、生まれたときの体重が1,000g未満の赤ちゃんだと「超低出生体重児」と呼ばれます。
この3つをひとまとめにして「未熟児」と呼ばれていますね。
超低出生体重児の出生率は日本国内で年々減少していますが、低出生体重児の出生割合は増加傾向にあります。
これは、高齢出産の増加・不妊治療による影響等、様々な原因によるものだとされています。

超低出生体重児って何?

超低出生体重児の生存率

出生体重が軽いほど、身体の機能が未熟な状態で産まれてしまい、後遺症として「障害」が残りやすくなります。
超低出生体重児は、呼吸器や消化器等の様々な器官に障害が現れやすく、脳性麻痺や精神発達の遅れ、視力障害等の後遺症が現れやすく、ハイリスクだとされています。

超低出生体重児のリスク

超低出生体重児の対処法

出生体重によって生存率は変化します。
以前は低かった超低出生体重児の生存率は、年々高まってきています。
これは日々進歩を続ける新生児医療や妊娠・分娩管理方法の改善・医療体制の整備が進んだことによる成果だとされています。
751g以上〜1,000g未満だと91%、501g以上〜750g未満だと78%、500g以下だと50%の生存率だと言われています。

また、体温調節が上手にできないので、保育器の中で厳重な温度管理を行います。
肺の機能が未熟な状態で生まれているので、人工呼吸器等を長時間使用しなければならないことがほとんどです。

超低出生体重児は、生まれたらすぐに「新生児集中治療室(NICU)」に入院します。
超低出生体重児が健康に育つためには、「元の出生体重に戻ること」が重要だとされています。
赤ちゃんは生理的体重減少を起こすこともあり、体重を増やすのに2週間から1ヶ月ほどかかることがあるため、NICUでしっかりと健康状態を管理されながら体重を戻し、対処していきます。

NICUを退院した後も、障害の状態や成長の様子を定期的にチェックしないといけません。
発生する障害の程度や種類は生まれたときの妊娠週数や体重の重さで変わります。
後遺症が出たら、それぞれの専門家と相談しながら適切な治療・リハビリを受けるようにしてくださいね。

いかがでしたか?
超低出生体重児で生まれて、成長・発達の遅延、臓器障害が残る子もいれば、目立った障害がない子もいます。
医療機関や病院と連携して、成長を見守ってあげてくださいね。

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