2017.04.12 Wed 更新

端午の節句ってどうやってお祝いするの?飾りは何が必要?どんな料理を用意する?

5月5日は「こどもの日」として知られています。そして男の子のすこやかな成長を願ってお祝いする「端午の節句」です。 でも、どのようにお祝いすればいいのでしょうか?準備や当日に用意する料理などについてまとめてご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

端午の節句の飾りって?

その後庶民に広がっていく中で、男の子が無事に健康に成長することを願う行事になっていきました。

元々は中国で厄払いの行事として行われており、日本には奈良時代に伝わりましたが、男の子の成長を祝うようになったのは江戸時代以降だと言われています。
厄除けに使用していた「菖蒲」と武道や武勇を重んじる「尚武」が同じ読みであることや、菖蒲の葉が剣に似ていることなどから、武家で5月5日を「尚武の節句」としてお祝いされ始めたのです。

「節句」とは、季節の節目に無病息災や子孫繁栄などをお祝いする行事で、その中でも5月5日の「端午の節句」は男の子の健やかな成長を願ってお祝いされます。

端午の節句ってそもそも何?

どんな料理を用意する?

鯉は生命力が強く、出世すると龍になるという中国の伝説から、こいのぼりは子どもが立派な人に成長するようにという願いが込められています。
こいのぼりも最近の住宅事情に合わせて様々なサイズのものが売られていますので、どこに飾るのかどうやって収納するのかを考えて最適な物を選びましょう。

鎧兜や武者人形は男の子1人に一つずつ準備した方がいいとされています。
飾るのも締まっておくのもスペースを取るので、どんな大きさの物を用意するのかなどを考えて、自宅にあったサイズの物をリクエストしましょう。

内飾りの鎧飾りは全身に武具を付けた武者をもしたものです。
華やかで豪華な飾りで、男の子をお守りしてくれるという意味があります。
最近では、全身の鎧飾りではなく兜だけの飾りも多く見られます。
コンパクトで飾り付けも簡単で収納場所にも困らないので、マンションぐらしの方などにはオススメです。

内飾りとして鎧兜、武者人形などを、外飾りとしてこいのぼりを飾ります。
一般的に母方の祖父母が送るようですが、最近では誰が悪化にこだわらずに両家で話し合って準備することが多いようです。

また、関東では「柏餅」、関西では「ちまき」を食べるのが一般的です。

・鯛…縁起物の定番「めでたい」
・赤飯…小豆が邪気を払う
・筍…真っ直ぐ元気に育つように
・海老…長寿の願い。赤が魔除けの色
・豆…マメに過ごせるように
・蓮…見通しのよい人生
・かつお…「勝男」に通じる
・ぶり…成長するに従って名前が変化する出世魚

端午の節句には次のような料理を用意すると良いと言われています。

柏餅を食べるのは、柏の葉は新芽が出るまで元の歯が落ちないため、子孫繁栄の意味があるからとされています。
ちまきは現在では笹の葉でくるまれていまるが、昔は茅(ちがや)の葉で巻かれていました。
茅は、中国の故事で繁殖力が強く神霊が宿り、邪気を払う植物とされていました。

「菖蒲」は「勝負」や「尚武」とよみが同じことから端午の節句に欠かせない植物です。
お風呂に菖蒲の根や葉をいれて菖蒲湯にしてみたり、菖蒲の花を飾ってみたりするのもいいですよね。
端午の節句は男の子が主役のお祝いです。
色々な風習もありますが、まずは子どもが楽しんで過ごしてくれるのが一番だと思いますので、細かい部分にこだわりすぎずに、自分たちなりの端午の節句のお祝いにしても良いのではないでしょうか?

その他のお祝いって?

その他、地域によってお祝いの料理やお菓子にも違いがあるようですので、地域の風習にならってお祝いする時には、祖父母や近所の肩に確認してみると良いでしょう。

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