かみ合わせが悪くなる
おしゃぶりは間違った使い方をすると、歯並びにエク影響を与える可能性があります。
歯の生える時期、生え変わる時期に間違ったおしゃぶりの使い方をすると、歯の萌出を邪魔してしまい、顎の正常な発育に影響を与えます。
歯の成長を妨げる
赤ちゃんは「吸う」とおいう行為をすることで、本能的にリラックスするホルモンを分泌します。
なので、泣いていたり機嫌が悪い時でもおしゃぶりをすることで落ち着いてくれることも多く、赤ちゃんのストレス軽減のために重宝しますよね。
しかし、なぜおしゃぶりで歯並びが悪くなってしまうのでしょうか?
おしゃぶりが歯の成長に影響があるって本当?
上の前歯が突き出した状態で、一般的に「出っ歯」と言われるものです。
おしゃぶりを長期的に吸い続けることで、上の前歯が突き出てきてしまいます。
上顎前突(上顎前突)
おしゃぶりや指しゃぶりを一時的に使ったり短時間使ったりする分には問題はありませんが、長期に渡っておしゃぶりや指しゃぶりをしていると歯の成長に影響を与え、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
おしゃぶりが歯並びに与える影響には次のような物があります。
おしゃぶりが原因で起こる歯並びの症状
年齢が高くなっても長期に渡っておしゃぶりや指しゃぶりをしていると、乳前歯部が開咬(かいこう)になりやすくなります。
開咬とは、奥歯を噛んでいる状態でも上下の前歯同士が接していない状態で開いている症状です。
上下の奥歯の噛合わせがずれた状態です。
おしゃぶりを噛んでしまったり、片側に寄せてしまったりする癖があると、上下のかみ合わせに影響を与える可能性があります。
交叉咬合(こうさこうごう)
奥歯を噛んでいても前歯が噛み合わずに開いてしまっている状態です。
おしゃぶりが常に口の中にあることで、上の歯と下の歯の間にすき間が出来てしまいます。
開咬があると上下の歯の隙間に下を押し込んだり、飲み込む時に舌で歯を押し出したりするような癖がついてしまうこともあります。
開咬(かいこう)
歯並びに影響を与えないおしゃぶりの使用方法
長時間使わない
歯並びやかみ合わせへの影響を考えたらやめさせたいけど、どうしてもおしゃぶりを手放せないという赤ちゃんも多いと思います。
そんな時には、正しい使い方をすることで影響を抑えることが出来ますので、参考にしてみて下さい。
清潔に
おしゃぶりを使う時、一番大切なのは長時間使わないことです。
長時間、長期間に渡って使い続けると乳歯が生えてくる時期にもおしゃぶりが口の中にあることになり、歯並びに影響を与える可能性があるのです。
おしゃぶりは口の中に入れるものなので、常に清潔にするようにしましょう。
使い終わった後にはきれいに洗って消毒し、清潔な場所に保管しておくようにしましょう。
コミュニケーションを忘れない
おしゃぶりをさせる目安は生後6ヶ月〜1歳頃です。
それ以降もおしゃぶりを使っていると、子どもの中で習慣化してしまいおしゃぶりがないと不安になってしまう事もあります。
いつ頃まで使っていいの?
泣いている赤ちゃんにおしゃぶりを渡すと泣き止むから、と言っておしゃぶりに頼りすぎていませんか?
赤ちゃんが泣く理由は空腹やストレスだけでなく、かまってほしい遊んで欲しいという気持ちの現われなこともあります。
まずは赤ちゃんが泣いている理由を考えて、抱っこや一緒に遊ぶなどのコミュニケーションを取ることで、おしゃぶりをあまり使わなくても良くなることもあります。
子どもがおしゃぶりに依存してしまわないように、赤ちゃんが自然におしゃぶりを放したタイミングでおしゃぶりを使わないようにしていきましょう、
ハイハイをするようになると、赤ちゃんは色々なことを学習し始め、声を出して話す練習も始めます。
なので、このくらいの時期に卒業できるのが理想的です。