この時期は特に手がかかって、お母さんたちにも負担がかかりますが、子供にとっては大切な成長過程になるので接し方や叱り方など単にワガママと受け取らずに対処することが必要です。
第一次反抗期は大体の子供が1歳半〜2歳半くらいに始まります。
この時期に大人しかった子は少し遅れて小学校に入る前に反抗的になることもあります。
しかし、これは単なるワガママとは違って、「自分で何かをやりたい」という自主性と表現力のの表れです。
この「何かをやりたい」という気持ちを遮られたために、イヤイヤ!とかんしゃくを起こしているのです。
生まれてからだんだん成長していくと、「イヤイヤ!」と駄々をこねてワガママを言いだす第一次反抗期がやってきます。
2歳前後に始まる「イヤイヤ期」というもので、「魔の2歳児」とも言われています。
赤ちゃん時代の授乳やお世話には苦痛を感じなかったのに、あんなに素直でかわいかった子どもが、二言目にはイヤイヤ言いだすこの時期にに音をあげるお母さんも多いようです。
第一次反抗期「魔の2歳児」とは?
ヤキモチや人見知りなどもこの時期の特徴的な行動と言えます。
お母さんが自分の人以外の人と話していたりすると邪魔をしてきたり、自分へ注意を向けようとしてきたりします。
忙しくてがかかっているときに限って親を困らせる行動をしてきたりと、赤ちゃんがえりのような状態です。
人前に出るとお母さんの後ろに隠れたり、ベッタリと親の元から離れようとせずについてきたり人見知りからくるような行動もみられます。
この時期の子どもは大人に何かを頼まれること、大人が嬉しそうな表情をすることに喜びを感じます。
簡単なお手伝いから頼んでみてはいかかでしょうか?
しかし、同時に気まぐれな気分も持ち合わせているので頼んだお手伝いをすぐ放棄してしまうなどの困った行動もあるかもしれません。
また自立心の発達によってなんでも自分でしたがります。
何でもやりたがってくれるのは嬉しいけれど、まだ頼めないようなことをやりたがられると少し困ってしまいますよね。
この時期は、物を投げたり叩いたり、奇声をあげたり噛んだりと行動も荒っぽくなります。
そして、何に対しても「イヤイヤ!」と反抗的になります。
これらは脳の欲求を抑制する部分がまだ発達していないため、自分の思い通りにならないことに不満を感じ、抑えきれずにこういった行動を起こしてしまいます。
4歳頃になると脳が発達するのでそれまでの辛抱です。
魔の2歳児に見られる行動
例えば、何かに失敗してしまって泣いている場合。
コップに水を注ごうとしたけどこぼしてしまった、ものを落としてしまったなどできなかったことに対して不満を感じているようであれば、その気持ちを代弁してあげましょう。
「水を注ごうとしてくれたんだね」「悔しかったね」と声をかけてあげると、自分の気持ちを理解してくれていると子どもは満足し次第に落ち着いていきます。
どう対応したらいいかは、それぞれの子どもによって効くもの効かないものがあります。
いくつかまとめましたので参考にしてみてください。
どう対応したらいいの?
また、イヤイヤ!と反抗が始まった時には、悲しそうに子どもの反抗を受け入れてみましょう。
「お出かけイヤ!」と言われたら、悲しそうに「じゃあお出かけはやめようか・・・」と悲しそうに受け止める。
反抗的な態度、行動をするようであれば、抱きしめてあげたりその行動が終わるまで待ってあげることが効果的です。
この時期は特に悩まされ、親として大変な時期ですが、大人になるためのステップアップです!
「乗り越えれば、自立した大人になる」「まだ抑制する能力がないんだ」と気持ちを落ち着かせて、子供に向き合ってくださいね。