2017.05.23 Tue 更新

妊娠初期のトラブル。頻尿と残尿感について原因や対策は?

妊娠初期には赤ちゃんを育てていくために、ホルモンバランスが妊娠前に比べて変わり、色々な体調の変化が起こります。 その中の一つが頻尿や残尿感で、妊娠超初期の頃から多くの妊婦さんが経験します。 そこで、今回は妊娠初期に起こりやすい原因や対処法などについてご紹介いたします。

妊娠をするとじょじょに子宮が大きくなっていき、すぐそばにある膀胱を圧迫します。
子宮に圧迫された膀胱は変形し、尿を溜めておける容積が少なくなるので頻尿になりやすいのです。

なんで妊娠初期に頻尿になるの?

なので、妊娠初期の症状として頻尿が起こっている場合には、それがきっかけで妊娠に気づくこともあるようです。

1日あたりの排尿の回数が多いのを「頻尿」といいますが、何回以上トイレに行けば頻尿という明確な定義があるわけでなく、目安としては1日の排尿回数が8回以上だと頻尿の可能性があるとしています。
これはあくまでも目安で、1日に8回以下でも普段と比べて多いと感じれば頻尿であるといえます。

そもそも頻尿って?

妊娠中に頻尿になる時期には個人差が大きく、生理予定日近くで頻尿の症状を感じる場合もあります。
妊娠初期に感じる頻尿は大体4ヶ月くらいまで続き、子宮が大きくなって上の方に上がってくると治まることもあります。

また、妊娠後期に胎児が下がってくると再び尿道や腸などを圧迫し、再び頻尿の症状が起こることがあります。

妊娠初期の頻尿っていつ頃から始まるの?

妊娠中以外でも、排卵日付近になるとプロゲステロンの分泌量が増加するので、頻尿の症状を感じる方も多いようです。

また、妊娠を継続するためには「プロゲステロン」という女性ホルモンが多く分泌され、それも頻尿の原因となります。
プロゲステロンは膀胱の筋肉である平滑筋を緩め、排尿を促すと言われています。

・トイレに行ったすぐ後にまた行きたくなる
・排尿時にヒリヒリ、ツーンとした痛みがある
・尿に白い濁りがある
・残尿感がある

次のような症状を感じたら膀胱炎の可能性があるので、早めに医師に相談してみてください。

妊娠初期にはホルモンなバランスが大きく変化し、免疫機能が低下したりおりものの量が増加したりします。
そのため、雑菌などが繁殖しやすく膀胱炎になる可能性が高くなります。
トイレに行くのを我慢することも膀胱炎の原因になりますので、注意しましょう。

残尿感を感じたら注意

頻尿の対処法はある?

頻尿の時には1回のトイレで出る量が少なくなりやすいので、我慢してしまう事がありますが、頻尿を悪化させてしまう可能性があるのでこまめにトイレに行くようにしましょう。
トイレを我慢することで膀胱炎を起こしてしまう可能性もありますので、注意してください。

我慢しない

頻尿の対処法をいくつかご紹介いたしますが、妊娠初期にはつわりがあることもあるので、無理しない程度にできるものから試してみてください。

飲み物に含まれるカフェインには利尿作用があり、余計にトイレの回数が増えることがあります。
また、胎児に影響を与える可能性もありますので、できるだけ避けるようにしましょう。

利尿作用のあるものは控える

寝る前の水分量に注意

寝る前に水分をたくさん摂取すると、夜中にトイレのために目覚めてしまう事があります。
果物や野菜にも水分は多く含まれていますので、就寝前には控えたほうが良いでしょう。

また、血行が悪くなることでも冷えが起こりますので、締め付けないゆったりとした服装を心がけましょう。
お風呂にゆっくり浸かるのもオススメです。

体が冷えることでも頻尿を悪化させることがあります。
室温をうまく調整しながら、ひざ掛けや腹巻きなどで冷えを防ぎましょう。

冷えに注意

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