血圧の変化
妊娠初期にはつわりがあったり、妊娠中期からはお腹が大きくなってきたり、妊娠中には活動が制限されがちです。
なので家の中で過ごすことが多くなり、テレビやスマートフォンを見ている時間も多くなるのではないでしょうか。
そうなると、目を使う機会も多いので目が疲れてしまいます。
目の酷使
「目が疲れている」状態は、目の周辺にある眼球の機能をサポートする筋肉や毛細血管が酷使されている状態です。
物をみるためには無意識に筋肉を動かしたり、血流を増やしたりしているのです。
妊娠中であることと目の疲れには、あまり関係なさそうに感じますが、意外な原因で関係しているのです。
妊娠中って目が疲れやすいの?
注意が必要な目薬
目薬を使うと喉に流れてくることがありますが、もし飲み込んでしまってもごく少量なので心配しすぎる必要はありません。
どうしても気になる場合には、目薬を差した後に1分ほど目頭を押さえておくようにしましょう。
妊娠中には目薬を使わないほうが良いと言われることもありますが、ほんの少量を局所的に使うものなので、内服薬などに比べると胎児への影響はほとんどないとい言われています。
市販の目薬も注意書きなどを見てみると「妊娠中は禁忌」などという記載がないのがわかります。
妊婦も目薬を使って大丈夫?
妊娠すると赤ちゃんに栄養や酸素を送るため、血液量が増加します。
それに合わせて血圧も高くなりやすく、目の周りの血流も増えるので疲れやすくなるのです。
目が疲れた時の対処法
プラノプロフェン以外でも、使用上の注意に「妊娠中の方は医師に相談」という記載がある場合もありますので、その際には使用前に医師に確認するようにしましょう。
市販のアレルギー用目薬を使う時には、成分表をよく見てプラノプロフェンが含まれていないか確認するようにしましょう。
心配な時には産婦人科や眼科で相談して、妊娠中でも使用できるものを処方してもらいましょう。
ほとんどの目薬は妊娠中に使用しても問題はありませんが、「プラノプロフェン」という成分が含まれているものには注意が必要です。
かゆみや炎症を抑える作用がある成分ですが、動物実験で出産が遅れるなどの結果が出ており、安全性が確立されていないので、妊娠中の使用は禁忌とされています。
目が疲れやすい時には、目が乾燥してしまっている事が多いです。
目は潤っている状態が正常なので、目が乾燥しやすいと感じている人は意識してまばたきを増やしたり、近くのものを見続けた後はしばらく遠くを見て目を潤わせるようにしましょう。
乾燥させない
目が疲れた時に目薬などで対処するのもいいですが、まずは目の疲れがたまらないようにすることが大切です。
常に目の疲れを感じているような時には、生活習慣を見直してみましょう。
目を酷使しない
妊娠中はホルモンの影響で普段よりも涙の量が少なくなるので、適度に水分補給をしたり加湿器を利用したりしながら目を乾燥させないことを心がけましょう。
目が疲れる時には目が激しく動いている状態です。
じっとテレビやスマートフォンを見ているだけでは、あまり目を動かしているように思いませんがかなり強い刺激を受けているのです。
適度に休憩を取りながら、時間を短くして行くことが大切です。
また、目を使った後には眼球を左右上下に動かしたりぐるぐる回したりして、目の周りの緊張をほぐしてあげるようにしましょう。
ホットアイマスクや、冷却マスクなどを活用しても疲れがとれますよ。