果汁を飲ませる時期、注意点
赤ちゃんによってはおなかを壊してしまうこともあるので、果汁を与える場合はしっかりと赤ちゃんの様子を確認しながらにしましょう。
昔は栄養状態も良くなかったり技術が発達していなかったりしたことから、母乳やミルクに含まれるビタミン類が少なく、それを補うために果汁を栄養補給として飲ませるのが一般的だったようです。
生後1ヶ月を過ぎた頃から水分補給として果汁を与えることは可能です。
しかし、必ず飲ませなくてはいけないものではないですし、果汁の味に慣れてしまうと母乳やミルクを飲むのを嫌がるようになる赤ちゃんもいるようです。
そもそも赤ちゃんに果汁って飲ませた方がいいの?
飲ませ方や量
離乳食の時期は赤ちゃんにとって母乳やミルク以外の新しい味とたくさん出会います。
果汁の甘さに慣れてしまうとそのほかの食材の味をいやあgることもあるので、野菜やお米などの味になれた後の方がいいかもしれません。
早い時期に果汁を与えてはいけない訳ではありませんが、生後4ヶ月より前はアレルギーを発症してしまう可能性が高くなるので控えたほうがいいでしょう。
赤ちゃんの成長具合など個人差がありますが、生後5〜6ヶ月頃から離乳食を始める家庭が多いと思います。
離乳食が進むとアレルギーの傾向もわかってくるので、その時期にあわせて注意しながら与えて下さい。
離乳食の開始にあわせて
では、どのくらいの時期から赤ちゃんに果汁を与えればいいのでしょうか?
その時にはどんなことに注意すればいいのでしょうか?
どんな果汁がおすすめ?気をつけたほうがいいものは?
量は1日1回50cc程度を目安にして、赤ちゃんが欲しがるからとたくさん上げ過ぎないようにして下さい。
濃縮還元などのジュースではなく、できるだけ旬のフルーツをしぼりたてで飲ませてあげてくださいね。
赤ちゃんに果汁を飲ませるときには、水で薄めたものをスプーン一杯程度与えることから始めましょう。
その後も赤ちゃんのおなかの様子をよく見て少しずつ進めて下さい。
果汁には糖分が多く含まれているので、すでに入試が生えてきている場合には、虫歯にも注意が必要です。
赤ちゃんに果汁を与える時に、果物によっては注意が必要な物もあります。
では、どんな果汁がオススメなんでしょうか?
初めて与える果汁は、りんごをすりおろした上澄みがオススメです。
りんごは胃にも優しく、刺激が少ないので体への負担が少ないし、ビタミン、カリウム、虫歯予防に効果的なアップルフェノン、強い抗酸化作用のリンゴポリフェノールなどの他にも、食物繊維や整腸作用のあるアップルペクチンなどが多く赤ちゃんの便秘解消にも役立つんですよ。
・りんご
・いちご
・バナナ
・スイカ
・ぶどう
・梨
・みかん
離乳食の初期からオススメの果物
・メロン
・もも
・さくらんぼ
・キウイ
・パイナップル
・パパイヤ
・グレープフルーツ
・マンゴー
避けたほうがいい果物
離乳食初期にはアレルギーが出やすいと言われています。
上のような果物を果汁として与えるときには、熱を加えてから少しずつ、慎重に飲ませて様子をみましょう。
たんぱく質分解成分が多く刺激が強いパイナップル、パパイヤ、マンゴー、苦味が強いグレープフルーツなどは果汁として飲ませるのではなく、ある程度離乳食が進んだ頃にデザートとして与えてみるのがいいかもしれませんね。
いかがでしたか?
果物はビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富なので、赤ちゃんの健康のためにも取り入れたいものですが、アレルギーやおなかを壊してしまう、食事を嫌がるなど困った自体になってしまうこともあります。
赤ちゃんの様子をしっかり見ながら少しずつ始めてみてくださいね。