生後半年頃から始まる離乳食ですが、進み方は赤ちゃんそれぞれ個人差があります。
1歳を過ぎてから急にご飯を嫌がるようになった、好きなものしか食べてくれないといったママの悩みはよく聞かれます。
成長したことによって自己主張や食べ物の好みが出てきたというのは嬉しいことですが、しっかりとバランスよく栄養をとってもらいたいものですよね。
まずはなぜご飯を食べないのか、理由を考えてみましょう。
ご飯を食べてくれない時期?
順調に離乳食が進んでいれば、こぼしながらでも手づかみでご飯を食べている時期になります。
徐々にスプーンやフォークを使った食べ方もできるようになっていくでしょう。
1歳を過ぎて数ヶ月もすると、赤ちゃんも成長して大人と同じものが食べられるようになってきます。
食事も1日に3回、母乳やミルクからの栄養よりも食事からの栄養で成長していきます。
もちろん全て大人と同じものが食べられるわけではないので、料理は柔らかめに、味付けも薄め、食べられる大きさに切り分けてあげる必要はあります。
また、ナッツ類やおもちのような喉に詰まらせてしまう危険性のあるものや、極度に辛いものや甘いものは控えるようにしましょう。
1歳を過ぎてからの食生活
食材や味付け、食感や食べ物の固さなどで、好き嫌いがはっきりしてきているのかもしれません。
飽きっぽい赤ちゃんや好きなものに固執する赤ちゃんなど、個性によって様々なので、料理を工夫することで食べてくれるようになってくれることもありますよ。
ご飯に好き嫌いがでてきた/飽きてしまった
毎日同じ時間帯に食事をしていても、たくさん昼寝をしていてお腹が空いてない、ご飯よりももっと遊んでいたいという理由でご飯を食べないことがあります。
逆に日中たくさんの運動をしていつもよりも早くお腹が空くこともあります。
お腹が空いていない
離乳食よりも母乳が大好きなのが理由で、ご飯を食べないこともあります。
1日に何度も母乳をあげていると、ご飯時にお腹が空いていないということもあるので、時間調整を考えてみるといいかもしれません。
母乳が好き
手づかみ食べから、スプーンやフォークの練習を始める時期だと、自分で上手く口に運べなくてイライラしたり、椅子にじっと座らされているのが嫌という赤ちゃんも多いです。
食事が嫌というよりは、食事環境に不満がある場合、手づかみで食べさせたり、床に座って食べさせてみたりしてみてはどうでしょうか。
食器を変えてみるのも、新しいものに対する興味が出てくるかもしれません。
椅子に座らされるのが嫌/食器が嫌
おわりに
ご飯を食べてくれないと、体重も増えずに発育に悪いと心配するかもしれませんが、無理に食べさせようとしても食べてくれるものでもありません。
まずはなんで食べないのか理由を探り、赤ちゃんがご飯に興味を持ってくれるように色々試してみましょう。
あまりにも食べずに元気が無くなったり、排便回数が少ないといった場合には、なんらかの病気や便秘などが原因ということも考えられるので小児科を受診してみるようにしましょう。