2017.06.23 Fri 更新

生まれつき歯が足りないの?先天性欠如歯の原因って?治療は出来るの?

子どもの歯がいつまでも生え揃わないと心配になりますよね。 生える時期には個人差が大きいものなので、ただ生えてくる時期が遅いだけという場合もありますが、生まれつき歯の本数が少ない「先天性欠如歯」の可能性もあります。 そこで、今回は先天性欠如歯の原因や治療方法についてご紹介いたします。

治療法は?

何らかの原因で歯の元になる「歯胚(しはい)」が作られないことで先天性欠如歯が起こりますが、なぜ歯胚が作られないのかはまだはっきりと分かっていません。
遺伝や薬の副作用によって起こるのではないかと考えられています。

原因は?

乳歯の先天性欠如は約0.5%、永久歯の先天性欠如は約10%程度だと言われており、男の子より女の子のほうが少しだけ多く発症しているそうです。

本来であれば乳歯20本、永久歯は親知らずを除いて28本生えてきますが、まれに生まれつき歯のhン数が足りない場合があり、これを「先天性欠如歯」といいます。
中には歯が10本以上欠如していることもありますが、1〜2本歯が欠如歯ていることが多いようです。

先天性欠如歯って何?

永久歯の先天性欠如歯の治療

乳歯の本数が足りないからといって、必ずしも永久歯の本数が足りなくなるわけではないので、ほとんどの場合は経過観察が行われます。
乳歯から永久歯に生え変わる7歳前後に歯科医を受診し、永久歯に先天性欠如歯がないかどうかを確認するようにしましょう。

乳歯の先天性欠如歯の治療

先天性欠如歯がわかった場合には、医師と相談しながら年亭や状況にあわせた治療を行います。
その場合、乳歯と永久歯では対応の仕方が変わってくるようです。

【矯正歯科治療】
乳歯が抜けた後には、顎と歯のバランスやかみ合わせなどを見ながら矯正歯科治療を行います。

【乳歯をできるだけ残す】
永久歯の先天性欠如がある場合には、通常生え変わりのために抜ける乳歯が抜けずに残った状態になります。
なので、その後歯並びやかみ合わせに問題が起こらないように、抜けなかった乳歯をできるだけ長く残すことが優先されます。
しかし、乳歯はエナメル質や象牙質が薄く、歯根も短いので20歳前後で抜けてしまうことが多いようです。
永久歯より小さくて弱い乳歯をできるだけ長く残すために、優しくしかかりとしたケアを行い虫歯を予防することが大切です。
永久歯の先天性欠如がわかった場合には、過程でのケアを続けながら歯科医でのケアも定期的に行うようにしましょう。

まずは歯科医を受診して治療計画を立ててもらうようにしましょう。
治療内容としては、一般的に次のようなものがあります。

乳歯に先天性欠如歯がみられない場合でも、永久歯の先天性欠如歯が起こることがあります。
生えてくるはずの歯が生えてこないと、歯並びが乱れやすく、顎関節症などに繋がる可能性もあります。
永久歯はその後長く付き合うものなので、早めに治療を行うことが重要です。

【インプラント・ブリッジ】
乳歯が抜けたり欠如歯た歯の本数が多かったりする時には、インプラントやブリッジなどで足りない派を補う処置が行われることがあります。
成長期の場合には、その後あごの大きさも変わることがありますので、部分入れ歯などで対処することもあります。

先天性欠如歯の治療を行う場合の治療費は、保険が適用される場合と適用されない場合があります。
天性欠如歯が6本以上の場合には、健康保険が適用されますが、「指定自立支援医療機関(育成・更生医療)」の指定を受けた病院で治療を行う必要があります。
また、市町村に申請を行う必要がありますので、まずはお住いの地域で確認をしてみて下さい。

治療費は?保険は適用される?

先天性欠如歯が6本以下の場合、歯の矯正治療などは自由診療となり健康保険が適用されません。
なので、どの程度の費用がかかるかは治療を受ける歯科によって様々です。
治療の契約を行う際は、事前にきちんと金額を確認しておきましょう。

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