2016.03.29 Tue 更新

助産師さんが教える妊娠初期の大切な5つの心得。赤ちゃんの為に。

妊娠するとさまざまな変化が起こります。 初めて妊娠したお母さんの多くは、その変化についていけないこともありますよね。 少しずつゆっくりとママになる準備を始めましょうね。 そこで、今回は助産師の安田綾子さんに「妊娠初期の大切な5つの心得」について教えてもらいました。

病院へ行く時期が早すぎると、妊娠は確定ですがまだ赤ちゃんが見えないとか、袋が見えないといわれることもあります。
そのときは、1週間後くらいの受診が勧められるでしょう。
妊娠が確定するまでは、不安もたくさんありますよね。周りにも報告できない時期でもあります。
なるべくゆったりとした気持ちを持ってください。
精神的なストレスから起こる「冷え」は妊娠中の体には大敵です。

陽性反応が出たら、病院へ行く準備をしましょう。
市販の検査薬は妊娠したかどうかを調べるためのものなので、「妊娠していれば」反応します。
つまり、「正常か異常かに関わらず反応すると」いうことです。
一番大切なのは「正常な妊娠かどうか」ということなので、なるべく早い時期に受診するようにしましょう。

妊娠するとさまざまな変化が出てきますよね。
市販の検査薬で検査できるのは生理予定日の1週間後からです。
この期間に検査薬を使用するとより正確に陽性か陰性かの判断ができます。
フライングして使ったら陰性だったけど、使用可能時期に使ったら陽性だったということも多く聞きます。
正確な情報を得るためには、きちんと使用可能時期に使いましょう。

妊娠すると、うれしさもありますが不安も出てきますよね。
初めての妊娠であれば特に不安でしょう。
今まで体験したことがないですし、自分にしかわからない感覚ですよね。
でも、大丈夫!!
周りのママは、誰だって最初はすべてが初体験なのです。

誰だって最初は初体験だということ

妊娠初期のつわりも、中期頃から始まる胎動も男性には一生わかりません。
そして、陣痛の痛み、生む時の痛みも女性だけにしかわかりません。
だから、女性のほうが「親」になるのが早いんだといわれています。
人によっては、今ままでの生活をガラッと変える必要があるかもしれません。
初体験の「つわり」に苦しむ人もいるでしょう。
精神的に不安定になる人もいます。
どれもこれも、妊娠した女性だからこそ耐えられるし乗り越えられることです。
女性は妊娠がわかった時点から「母親」になるんだそうです。

出産は女性にしか経験できない命がけの大仕事です。

女性にしか経験できない命がけの大仕事

男性はそうはいきませんよね。
女性の「自分のお腹の中に赤ちゃんがいる」という感覚は、男性には一生理解できない感覚でしょう。
妊娠中はパパとの気持ちのスレ違いが生じることもあるかもしれません。
ママは赤ちゃん優先の考えにシフトできますが、パパはそう簡単には考えを変えられないものです。
いつまでも独身気分が抜けていない・新婚気分が抜けないという人も多くいます

赤ちゃんの報告は家族にとって大きな喜びです。
それにより、祖父母や親子の関係も微妙に変わってくることもあります。
中には、昔の考えを教えてくれる時もあるでしょう。育児の経験ではおばあちゃんや母親の方が大先輩です。

昔と今の違いを理解してください

「男性には理解してもらえないから、話さない」とは考えず、ゆっくりでいいので「パパ」に話しましょう。
これはなかなか大変なことですが、これをしないと後々困るのはママなんです。

妊娠するということへの理解がほしいと思う時もあるでしょう。
そうした時は、その思いを素直に伝えて。
お腹の中の赤ちゃんは、女性一人で授かるわけではないのですから。
二人で授かった命なんです。

しかし、以前と今では育児に関しての考えが合わないこともあります。
昔は良しとされていたことも、今ではタブーになったり。その逆もあります。
昔と今では育児の考えが合わないことも多いんです。
そうしたときは、周りの意見も聞きながら自分の育児を通すことが大事です。

心身の変化の経過を勉強しよう

初めての妊娠だと自分の変化についていけないことも多々あります。

ではまず、身体的な変化について考えましょう。
妊娠に気づくのは生理が遅れたからという人が多いようですね。
市販の検査薬で陽性反応がでて初めて気づくという人が大半かと思われます。
陽性反応が出た途端に妊娠したんだという思いが溢れてきますよね。
早い人だとすでにつわりが始まっているかもしれません。
それは、ホルモンバランスが急激に変化しているからです。

つわりには個人差が大きいので、最初からつわりを感じる人や全く感じない人もいます。
代表的なつわりの症状としては、胸のムカムカや吐き気、食欲の減退、臭いに敏感になることがあります。
ものすごい食欲になったという人もいれば、水すら受けつけなかったという人も…。
つわりは、症状が重ければ重いほど、日常生活に支障が出てきます。
横になれば落ち着くということもあれば、何をしてもダメな時も。
あまりにも酷いときには適切な処置が必要になるので医師への相談が必要です。

その他にも、風邪っぽい、眠いなどの変化も感じるようになります。
どの場合でも無理は絶対にしないこと。
特に運転をする人は、眠気があるときには運転は避けた方が安全ですね。

では次に心の変化について。
こちらは身体的な変化に比べ、かなりナイーブに。
妊娠初期は特に、精神的に不安定になりやすいんです。
これもホルモンバランスが急激に変化しているからです。

些細なことで泣きたくなったり、怒りっぽくなったり。
イライラしたり、急に落ち込んだり。それまでに経験したことのないような気持ちの変化を感じる人もいるでしょう。
戸惑いや喜び、迷いを感じる人もいるかもしれませんね。

辛いこと、不安なことすべての気持ちを旦那さんに打ち明けられたら楽になるかもしれません。
自分の母親に話すのも大事です。気晴らしを見つけることもしてみてください。
この時期は誰にも会いたくないこともあるかもしれません。
それは、自分が冷たい人になったのではなく、赤ちゃんを迎える準備を整えている最中なんです。
だから自然な感情なんです。
無理して周りの人に合わせる必要はありません。自分のペースでの生活をしていってください。

妊娠によって起こる初期症状は、全てが初めての体験で不安を感じる人が多いです。
そんな中でも大切なのは、「一人で抱え込まないこと」です。

心身の変化についていくのは本当に大変です。
ゆっくりゆっくり受け入れ、その変化を喜びに変えられる時が必ずきますよ。
焦らずに、深呼吸深呼吸。自分の心身の声に耳を傾けてみてください。

もう一人の体じゃないということを忘れないで!

妊娠すると自分だけの身体ではなくなりますよね。
お腹の中で赤ちゃんは日に日に成長しています。
「初期の頃はお腹の大きさは変わらないから成長を実感できない」という声も多くあります。
なので、ちょっと無理をしちゃたりもします。

でも忘れないで!お腹の中には小さな命が成長を遂げているんです。
最初は人の形にもなっていない豆粒サイズの子が、成長するにつれだんだんと人間らしくなっていきます。
エコーを見るのが楽しみになってきますよね。

赤ちゃんがお腹にいるときに最も大切なのは、「自分の身体を大切にすること」です。
今まで以上に自分の身体を大切にしてください。
ママと赤ちゃんは繋がっています。自分の身体を大切にすることは赤ちゃんを大切にしているのと同じことです。

疲れてませんか?寒くないですか?
無理は禁物。初期の無理ほど危険なことはありません!
妊娠初期は本当に大切な期間だから身体に過保護なくらいでいいと思います。
でも、常識の範囲内にしましょうね。
仕事をしている人であれば、周りの人の理解があってこその休養だと思います。

妊娠すると健康管理がより大切になってきます。
口酸っぱく言われることは「身体を冷やさないこと」ではないでしょうか?
これは今も昔も変わりません。
食材のひとつをとっても、身体を冷やしやすいものもあります。
なるだけ身体を暖めましょう!
病院からも注意点のひとつとして挙げられますよね。
身体の冷えというのは、赤ちゃんの成長に大きく影響します。

妊娠中はさまざまな要因で「冷え」が体に来ます。
精神的に不安定なことも冷えの要因となりますし、むくみやつわりなども冷えの要因となります。
体が冷えると血流の流れが悪くなります。
そうすると、ママはつわりがしんどくなり、便秘や腰痛が出てきたり、お腹が張りやすくなります。

冷えの影響は赤ちゃんにも及びます。
ママの血流が悪くなると、赤ちゃんも十分な栄養を取ることができなくなってしまい、成長が遅くなることがあります。
それにより、早産や流産といったリスクが高まるのです。

また、お腹が冷えるということは、羊水も冷えるということなので赤ちゃんは暖かい場所を探して動き回ります。
そうすると、逆子のリスクにもつながるんです。

「冷え」はママにとっても赤ちゃんにとっても大敵!
妊娠中はなるだけ体を冷やさないような工夫が必要です。
服装にちょっと注意したり、軽い運動、食事内容を変えるなど、できるところから冷え対策をはじてくださいね。

「何より自分が幸せな気持ちでいること。それが無事に元気な赤ちゃんを産むためにとても大切なことです。」と最後に笑顔で語ってくださった安田さん。
子供と本当の意味で一心同体のこの時期、体調の変化に憂鬱になってしまいますね。
でも、赤ちゃんの存在に喜びを感じながら過ごせれば「幸せ」であるとも思います。
これから長く続く妊娠期間を笑顔で過ごしましょう。

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