2017.06.28 Wed 更新

妊娠中は喉が渇く?気になる理由と対策法についてまとめました。

妊娠中は様々な体のメカニズムによって水分が必要になるため、喉が渇きやすくなります。 脱水症状を防ぎためにも、水分補給をきちんと行わないといけないのですが、妊娠中は飲んでも大丈夫な飲み物と飲んではいけない飲み物があります。きちんと考えて飲むようにしましょう。 そこで、今回は「妊娠中に喉が渇く理由と対策法」についてご紹介します!

妊娠すると「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌量が増えていきます。
妊娠の維持に必要不可欠なこの女性ホルモンには、水分を蓄える効果と体温を上げる効果があるため、どれだけ水分を補給しても足りないような状態になります。

プロゲステロンの分泌量が増える

つわりによる吐き気や嘔吐で、水分補給がなかなかスムーズにできないため、常に喉が渇いているような感覚になってしまうようです。
また、妊娠後期に子宮が大きくなっていくに連れて、胃腸が圧迫されるので、吐き気や嘔吐を起すことがあります。
その場合も体の水分は、どんどん失われていくので注意しましょう。

つわりによって水分不足になる

妊娠中は、普段の生活の中で飲み物を飲む機会が増えるため妊娠に気づく人も出るくらい、喉の渇きを敏感に感じる時期と言われています。何故、こんなに喉が渇くのでしょう?
妊娠中に喉が渇く理由は以下の通りです。

妊娠中に喉が渇く理由は?

喉の渇き対策は?

妊娠中は基礎代謝が上がるだけでなく、お腹の赤ちゃんの成長に伴って、糖代謝・脂質代謝・タンパク代謝・水代謝などが変化していくため、妊娠前より多くの水分を必要とするのです。

代謝が変化する

妊娠中期

妊娠初期の頃はつわりがひどくて、水分補給がスムーズに行えないことがあります。
そんなときは氷を口に含んでみてください。口の中で氷が溶けていくので、水分補給の効果はあります。
また、喉当たりのいい炭酸水もオススメです。
氷を口に入れることができない程のつわりは、遠慮することなく、産婦人科に相談するようにしましょう。

妊娠初期

喉の渇きを感じるようになるのは個人差がありますが、妊婦さんは一日に1~1.5リットル、便秘がある場合は1~2リットルの水が必要だと言われています。
水分を補給するときは、一気に飲むのではなく、こまめにゆっくりと飲むことがポイントなんだとか。
妊娠周期によって体の状態は変化していくので、それぞれのタイミングに合った対策をして水分を補給しましょう。

妊娠中期にさしかかると、つわりも落ち着いてきて穏やかに過ごせる日が増えてきます。
この時期はバランスのとれた食事を心がけなければいけないので、水や飲み物だけでなく、野菜や果物などから水分を補給することを意識しましょう。

水分補給で注意した飲み物

妊娠後期は、基礎代謝が妊娠前よりも20~30%上がるとされています。
基礎代謝が上がるので、喉が渇きやすくなってしまい脱水症状を起こしやすくなります。
意識して水分を補給してくださいね。
人間は体から2.5%の水分が失われると、脱水症状が出てしまうので注意が必要です。

妊娠後期

いかがでしたか?
妊娠中にしっかり水分補給をすることで、脱水症状になるリスクが低くなるので、意識して水分を補給するようにしましょう。
無理をしてたくさん飲む必要はありませんが、適度な水分補給は心がけてくださいね。

飲みたいものを何でも飲んでいいと思いますか?
妊娠中はお腹の赤ちゃんへの影響が気になってしまって、口にするものの成分表示をついつい調べてしまいます。
妊娠中は、「カフェイン」を含んでいる紅茶やコーヒー、アルコール、緑茶・ウーロン茶に含まれている「タンニン」という成分に気をつけて水分補給を行ってくださいね。

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