2017.07.21 Fri 更新

妊娠初期に強い眠気が…これもつわりの症状なの?

妊娠初期には身体が大きく変化するために様々な症状が出ます。 最も有名なのが「つわり」ですが、そのうちの一つとして「眠りつわり」というものがあります。 妊娠初期にとにかく眠たくてずっと寝ていたいというような症状を感じたら、眠りつわりの可能性もあります。 そこで、今回は眠りつわりの症状や対処法についてご紹介いたしますので、参考にしてみてください。

また、お腹の中の赤ちゃんが成長するためにママから栄養を送るため、ママ自身がよけいな栄養を使わないように眠気が起こるとも言われています。

姙娠すると「hCGホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンが分泌されます。
このhCGホルモンが「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という女性ホルモンの分泌を促します。
このプロゲステロンは体温を上昇させ、眠気を促す作用があるので、プロゲステロンが増える妊娠初期には常に眠いというような状態になるといわれています。

なぜ妊娠初期に眠くなるの?

眠気が強いだけでなく、身体がだるい、頭がボーっとする、集中力がない、記憶力が低下するなどの症状が出ることがあります。
眠気の程度には個人差が大きく、常に少しだるい程度の方もいますし、仕事や日常生活に支障が出るほど強烈な眠気を感じる方もいます。

妊娠初期に吐き気や嘔吐が起こる状態を「つわり」と言います。
つわりの時期に、どれだけ寝ても一日中眠いという症状が出ることもあり、この状態を「眠りつわり」と呼ぶことがあります。

眠りつわりって何?

対策法は?

しかし、この眠気の治まる時期にも個人下がり、妊娠16週を過ぎてもずっと眠気が続く人もいます。
つわりの症状としての眠気以外にも、妊娠中は疲れやすいので妊娠中期〜後期にかけてもずっと眠気やダルさが続くこともあります。

妊娠初期の眠気もつわりの一種なので、胎盤が完成する妊娠12〜16週頃には落ち着くことが多いようです。
胎盤が完成すると、徐々にプロゲステロンの分泌量が低下していくので、眠気も治まってくるのです。

いつまで続くの?

眠いというのは、身体からの休息のサインです。
仕事などがある場合には仕方ありませんが、眠い時には思い切って寝てみるのもいいでしょう。
長い時間寝ることができなくても、10〜15分程度仮眠をとるだけでもかなり眠気は改善されますよ。

とにかく寝る

眠りつわりの症状はとにかく眠くなることです。
根本的に解決する方法はありません。
出来ることから少しずつ実践していきましょう。

身体を動かす

一日の中でそうしてもやって置かなければいけない用事や家事などは、眠気が我慢できるタイミングで済ませておくようにしましょう。
やることの中でも優先順位を付けて進めると、重要な用事から済ませることができますよ。
眠りつわりは一時的なことですので、優先順位の低いものはその日の内に終わらなくてもしょうがないというくらいの気持ちで余裕をもって過ごしましょう。

やらなければいけないことは済ませておく

妊娠初期にはつわりもありますし体調が安定していないので無理は禁物ですが、身体を動かすことで目が覚めます。
涼しい時間を選んで散歩したり、家の中で軽いストレッチをしたりするなど、軽めの運動を取り入れてみてくださいね。
外出すると気分転換にもなりますので、オススメですよ。

どうしても寝ることが出来ない時間帯に眠気が起こってしまった場合には、ガムを噛んだり冷たい炭酸水を飲んだりしてスッキリさせると眠気が和らぎます。
ただし、糖分のとりすぎや虫歯になってしまう可能性もありますので、キシリトールガムや糖分を含まない炭酸水などを選ぶようにするのがオススメです。

スッキリするものを摂る

誰かと過ごす

1人で入るとどうしてもボーッとしてしまって眠気を感じやすくなります。
なので、家族や友人と過ごすようにしておしゃべりなどをして過ごすと良いでしょう。
離すことで口を動かすと眠気が起こりにくくなりますよ。

まとめ

冷たい水で顔を洗うとスッキリしますし目が覚めます。
メイクをしているときなどは顔を洗うことが難しいかと思いますが、手を洗うだけでも眠気がすこそ和らぎますので試してみてください。

顔や手を洗う

眠りつわりの症状は妊娠16週頃までに治まるのが一般的なので、周りの人にも説明をして理解してもらい、一時的なものだから仕方ないと割り切って付き合っていくと良いでしょう。

妊娠初期には身体が大きく変化するので戸惑ってしまうかもしれません。
眠りつわりの症状も、重くなるとあまりの眠気に倒れ込んでしまうこともあるようです。
運転中など眠ってしまうと危険な状況もありますので、十分注意してください。

ランキング

ページトップへ