2017.07.22 Sat 更新

子どもの口臭が気になる…原因や予防法は?

「赤ちゃんの時は気にならなかったけど、最近子どもの口臭が気になる…」という親は増えているようです。口臭は大人の悩みというイメージがあるかもしれませんが、小学生〜高校生の思春期に口臭が強くなり、大きな悩みになることも。今回は子どもの口臭の原因と予防法を紹介します。

口内環境に原因がある

子どもはよく噛まずに食べることも多く、また肉類を多く食べがちです。
胃に負担がかかると、胃酸の逆流や胃酸による口の中の炎症がおきやすくなります。
よく噛んで食べる、野菜も十分にとるなども心がけましょう。牛乳やヤクルトなどの乳酸菌を取ることも大切です。

腸内の環境に原因がある

鼻かぜやアレルギーなどで慢性的な鼻炎になると、鼻の奥に膿がたまり、それが原因で臭いが強くなることがあります。
口臭に鼻の臭いが混じっているようであれば、耳鼻科で治療を行いましょう。
また、こまめに掃除をしてアレルギーの原因となる埃やアレルゲン物質を取り除きましょう。

鼻に原因がある

子どもが口臭になる原因とは

毎食後に歯磨きをしていたとしても、なかなか口臭に取れないことがあります。
また、虫歯や口内炎になりやすい場合は他にも原因があるかもしれません。

歯磨きをしているのに口臭がとれない…

小学生高学年になると、自分で歯磨きをする子も多くなってきます。
そうなると、必ず磨き残しがでてきます。歯垢がたまるとそこから独特のにおいが発生します。
また、歯垢によって歯茎が炎症を起こすことで臭いが発生します。
丁寧な歯磨きは口臭の予防に一番大切です。

もし定期的な歯の検診を受けていないようなら、ますは歯科医院に行ってみることをおすすめします。
虫歯の発見や治療、歯垢の除去のほか、正しいブラッシングやデンタルケアの指導をしてくれることもあります。
子どもがご自分で歯みがきをしている場合も、保護者が仕上げをするようにしても良いです。
そうすることで、子どもにもどのようなことに注意して磨けば良いか覚えてもらいましょう。

虫歯による口臭の予防法

口内の菌は、大きく分けて常在菌、日和見菌、歯周病菌、う蝕菌にわかれます。重要なのはこの菌のそれぞれの割合です。
乳酸菌などの常在菌は、歯にとってよい菌(善玉菌)であり、歯を守ってくれています。
歯周病菌、う蝕菌は歯にとって悪い菌であり、虫歯や歯周病の原因となります。日和見菌は普段は無害ですが、免疫力が落ちると、歯に悪影響を与える菌(悪玉菌)として活動します。
口臭が直らない、虫歯や歯周病になりやすい場合は、悪玉菌の力が強くなっている可能性があります。
歯磨きや口をゆすいでも、消毒しても菌の勢力は変わりません。

人間の口に中には1兆個を超す細菌が住んでいます。口をゆすいでも、イソジンで消毒してもいなくなることはありません。
菌全体の数は、上限がありある程度の数になるとそれ以上増えません。これは、口に中に限らず菌の性質です。
口臭が治らない、虫歯になりやすい、口内炎になりやすい場合は、この菌の環境を改善することが大切です。

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