2017.07.28 Fri 更新

どうして妊娠中にカフェインを摂ってはいけないの?1日でどのくらいなら良い?

姙娠すると「カフェインを控えるように」と言われるかと思いますが、そもそもどうして妊娠中にカフェインを取りすぎてはいけないのでしょうか? ここでは妊娠中にカフェインwお控えるべき理由や胎児への影響、1日に飲んでも良い量などをまとめてご紹介いたしますので、参考にして見てくださいね。

しかし、この胎児の成長や出産後の健康への影響は、まだはっきりとは分かっていない状態です。

妊娠中にカフェインを大量に摂取すると、胎児の発育を阻害してしまうと言われています。
また、低出生体重児の出産や、流産・死産のリスクが上昇するとも言われているのです。
肝機能が低下している人は高血圧のリスクが高まり、カルシウムが不足している人は骨粗しょう症のリスクも高まり、妊婦がカフェイン大量に取ることで胎児の発育を妨げる可能性があるようです。

胎児への影響は?

妊娠中にカフェインを摂ると、胎盤を通じてお腹の中の赤ちゃんにも移行します。
妊娠中はカフェインの分解に時間がかかるので、体の中にカフェインが留まる時間が長くなり、その分赤ちゃんにもカフェインが送られるようになってしまいます。
胎児は代謝機能が未熟なので、大人に比べてカフェインが排出されにくい状態になるのです。

カフェインは体内に入ると中枢神経を刺激するので、疲れが摂れたように感じます。
しかし、同時にめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠症などを引き起こす可能性があります。
また、消化器系を興奮状態にすることで、下痢や吐き気を引き起こすこともあります。

どうしてカフェインを控えた方がいいの?

コーヒーが飲みたい時は?

ちなみに、コーヒー1杯に含まれているカフェインの量は100mgほどです。
カフェインはコーヒー以外にも紅茶や緑茶にも含まれていますので、摂り過ぎになってしまわないように注意しましょう。

日本では、妊娠中のカフェイン摂取の目安はありませんが、「WHOは、コーヒー1日3〜4杯を上限」「英国食品安全庁(FSA)は、コーヒー1日2杯を上限(マグカップ)」など海外では基準が設けられています。
ただ、1日のカフェイン摂取量が100mgを超えると自然流産のリスクが高まるとも言われていますので、注意しましょう。

1日にどのくらいなら良いの?

まとめ

デカフェの他にも、たんぽぽコーヒー、ルイボスティー、麦茶などカフェインを含まない飲みものはたくさんあります。
飲んでみるとお気に入りになる物が見つかるかもしれませんね。

カフェインは気になるけど、リラックスタイムにコーヒーを楽しみたいという方もいますよね?
そんな時にはノンカフェインのコーヒー「デカフェ」がオススメです。
微量のカフェインを含むものもありますが、普通のコーヒーを飲むよりはかなりカフェインの量を抑えられます。
最近ではカフェなどでも取り扱っているお店もありますのし、スーパーなどでも取り扱っているのを多く見かけるようになりましたので、うまく取り入れてくださいね。

普段からコーヒーや紅茶などが好きな人は、妊娠期間中飲めないことが辛く感じるかもしれません。
でも、お腹の中で赤ちゃんが成長していく大切な期間でもありますので、自分でルールを決めたり代わりの飲み物を見つけたりしながら、うまく付き合っていってくださいね。

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