1日に食べてもいい量って?
しかし、どのくらいの量を食べると「ひじきの過剰摂取」になってしまうのでしょうか?
ヒ素は猛毒の一つで、無機ヒ素歯特に毒性が高く、ひじきにはその無機ヒ素が高濃度で含まれています。
そのため、ひじきを過剰摂取すると胎盤を通してお腹の赤ちゃんにもヒ素が届いてしまい、奇形や脳障害などのリスクが高くなると言われているのです。
少し前までは、母親学級などで栄養豊富なひじきを積極的に食べる事をすすめられることがありました。
しかし、2004年にイギリスの食品規格庁が、「ひじきには無機ヒ素が含まれているので、食べるのを控えたほうが良い」という発表をしたことから問題視され始めました。
「妊娠中はひじきを食べてはいけない」と言われる事がありますが、結論から言うと食べても問題ありません。
しかし、食べる量には注意する必要があります。
妊娠中にひじきを食べてはいけないって本当?
ヒ素を減らす調理法は?
先ほどのひじきは栄養豊富だとご紹介しましたが、カルシウム、鉄分、食物繊維といった妊娠中に嬉しい成分がたくさんあります。
週に1〜2回、小鉢でひじきの煮物を食べるというくらいなら日その影響もありませんので、うまく献立に取り入れてくださいね。
厚生労働省では、体重50kgの成人が1日に4.7g以上の乾燥ひじきを毎日続けて食べた場合に健康を害するリスクがあるとされています。
一般的な乾燥ひじきの摂取量は、1日平均約0.9gなので普段通りの食事なら過剰摂取の心配はありません。
乾燥ひじき1kgあたり、110mgのヒ素が含まれていると言われています。
そのうち、毒性の高い無機ヒ素は77mgです。
しかし、乾燥ひじきをそのまま食べることはなく、水に戻したり茹でたりしますよね。
その時点で無機ヒ素は1kgあたり11mgとかなり少なくなりますので、心配しすぎなくても大丈夫です。
乾燥ひじきを水で戻すと、ヒ素が水に溶け出すので量を減らすことが出来ます。
乾燥ひじきを60分間水につけて戻すと、約68%ものヒ素が溶けだすと言われています。
水に付けておくだけなので、簡単に行うことが出来ます。
水で戻す
ひじきをうまく献立に取り入れるためにも、できるだけヒ素を取り除いて起きたいですよね。
調理の際のちょっとした工夫でひじきに含まれるヒ素をとりのぞくことができますので、参考にしてmいてくださいね。
茹でる
昔から日本人に愛されてきた食材であるひじきには、妊娠中に欠かせない栄養素がたっぷり含まれています。
毒素の強いヒ素も摂り過ぎなければ問題ありませんので、日その含有量wお減らすことのできる調理法で適量を食べるようにしましょう。
妊娠中には摂りたい食材、避けたい食材など色々とありますが、どの食材も摂取量に気をつけながらバランス良く食べることが大切です。
まとめ
水で戻したひじきを5分程度茹でるだけでもヒ素を減らすことが出来ます。
茹でたお湯にはヒ素が溶け出しているので、その後の調理には新しい水を使用するようにしてくださいね。