チョコレートのカフェインは原材料であるカカオマスに含まれています。
その量は約50gのチョコレートで、レギュラーコーヒー1杯分(約150ml)程度です。
含まれているカフェインの量はコーヒーに比べると少ないですが、チョコレートにもカフェインが含まれている事を覚えておきましょう。
チョコレートにはどのくらいカフェインが含まれているの?
妊娠初期の胎盤が完成していない時期には、特に不安定な状態ですのでできるだけカフェインの摂取は控えたほうが良いですね。
また、胎盤を通じて胎児にもカフェインが届いてしまいます。
胎児の身体はまだ未発達なので、カフェインをうまく排出することが出来ず、自然流産や死産のリスクが高くなると言われています。
さらに、赤ちゃんの発育や発達にも影響を及ぼす事があります。
妊娠中はカフェインをできるだけ控えたほうが良いと言われますが、チョコレートにもカフェインが含まれているのを知っていますか?
カフェインは妊娠中以外でも摂りすぎると、不眠、精神興奮、筋緊張、頻脈、呼吸促進などの症状以外にも、消化器系も興奮状態となり下痢や吐き気が引き起こされることもあります。
妊娠初期にはチョコレートを控えたほうが良い?
しかし、チョコレートには糖分が多く含まれているので、食べ過ぎると体重増加につながります。
自分の中でルールを決めながら、1日に食べる量を決めてくださいね。
妊娠中にチョコレートを食べても適量であれば問題ありません。
含まれているカフェイン量を考えて、過剰摂取にならないようにしましょう。
カフェインの影響は?
チョコレートのカフェイン量はカカオの含有量が増えるほど多くなります。
カカオ含有量70%のチョコレートなら、ミルクチョコレートの約2倍にもなります。
また、ホワイトチョコレートはカフェインの含有量は少ないですが、カカオマスの主原料であるココアバターにミルクや砂糖を加えて作られているので、少量のカフェインを含んでいます。
妊娠中にどのくらいチョコを食べられるのかをカフェインの量から考えると、1日のミルクチョコレート(約50g)を1枚食べても問題ありません。
しかし、先ほども伝えましたがチョコレートには脂肪分や糖分を多く含んでいるので、摂りすぎを防ぐために1日の1/2〜3/4枚程度にしておきましょう。
1日どのくらい食べても良いの?
妊娠初期には胎児がきちんと育ってくれるか不安になることも多く、食べ物に気を使う人も多いでしょう。
でもチョコレートを食べたからと言って、流産の確率や胎児へ影響を与える可能性が高まるわけではありませんので、心配しすぎないようにしましょう。
チョコレート以外にもコーヒーや緑茶などカフェインを含む物は多くあります。
それらの飲み物を飲んだ時や、糖分や脂肪分の高い食事やケーキなどを食べた時にはチョコレートを控えるようにしてくださいね。
カカオ豆にはカカオポリフェノールという物が含まれており、動脈硬化予防、ストレス反応の軽減、便通改善、肌荒れ予防などに効果があると言われています。
また、テオブロミンという成分には自律神経を整えてくれる働きがあると言われています。
糖分やカフェインの事を考えると、妊娠中にはチョコレートを食べないほうが良いのではないかと思いますよね?
しかし、チョコレートには身体に嬉しい効果もたくさんあるのです。
チョコレートには嬉しい効果も?
他にも、妊娠中によくチョコレートを食べたママからはよく笑う赤ちゃんが生まれるという話もあるようです。
これはチョコレートを食べることでママのストレスが少なくなるからだと言われています。
さらに、「ビターチョコレートは妊娠高血圧症候群になるリスクを69%低減する」という研究結果もあるようで、「妊娠後期の3ヶ月間1週間に5回以上ビターチョコレートを食べた妊婦さんは妊娠高血圧症候群になるリスクが約40%減った」とも発表されています。
まとめ
妊娠中には健康な赤ちゃんを育てるためにも食べ物に気を使いますよね。
しかし、色々と制限が増えるとストレスが溜まって、かえって健康に悪い事も考えられますので、ストレス解消にも効果的なチョコレートを食べてゆっくり過ごしてくださいね。
カフェインや糖分など、気をつけたいポイントもありますので、適量のチョコレートを食べるようにしましょう。