2017.08.19 Sat 更新

原因は何?どう対処すればいいの?子どもの成長痛について。

子どもが成長する上で必ず起こるのが成長痛です。子どもの頃に経験した人は多いと思います。これは成長に伴う現象として軽くみられがちですが、成長痛には色んな特徴があり、成長痛かと思っていたら病気だった、という場合もあります。そこでここでは、成長痛についての痛みや特徴についてまとめてみましたので、ご覧下さい。

主な原因

歩くのも運動も、なんの問題もありません。
多い時で痛みは月に1〜3回起こり、それが1〜2年間続くことが多いです。
また足の痛みの他に、頭痛や腹痛を感じることもあります。

特徴としましては、夕方や夜寝る時に現れるのが特徴です。
寝ている時に痛くなり、あまりに痛さに夜中に泣出す子もいます。
痛みは30〜60分ほど続き、痛みで夜中に起きてしまったとしても子どもですので、しばらくするとまた寝てしまい、翌朝は痛みを感じずにいつも通りの朝を迎えることが出来ます。

成長痛の特徴

成長痛とは、子どもの成長期に起こる足の痛みです。
炎症などは特にないものを指します。
足が急激に成長する4〜8歳頃が発症のピークで、約10%〜20%の子どもに起こります。
基本的にはふくらはぎの筋肉などに痛みが生じます。

成長痛とは

足の使いすぎ

急激に体が成長する成長期では、その分骨も成長します。
その時に、骨を覆う”骨膜”という組織が伸ばされて、それが痛みを感じる原因でもあるんです。

骨が成長する痛み

では成長痛を感じる主な原因は何なのでしょうか。
以下にまとめてみましたので、ご覧ください。

成長痛は病院診療が必要か

上記の件と繋がっていますが、自分自信が思っているよりも足が疲労を感じている場合、疲労の蓄積が引き金になっている場合もあります。

疲労の蓄積

全身の関節が緩い子どもに多く見られます。
その場合、運動などで足を使い過ぎていることが負担になって痛みを生じていることがありますので、過度な運動は控えるようにした方がいいかもしれません。

先述したように、成長痛は成長に伴って生じる痛みですのでいずれは治まります。
しかし、子どもが痛みを訴えているのにそのまま放置しておくのは、少々かわいそうですよね。
そこで以下に、少しでも痛みが軽減する方法をまとめましたので、ご覧下さい。

成長痛の治し方

成長痛自体は重篤な病気ではありませんので、わざわざ病院に行く必要はありません。
しかし、痛い程歩けなかったり痛みが続いていたりする場合は、関節炎、骨髄炎など成長痛に似た病気の可能性もありますので、一度受診した方が良いかもしれません。
成長痛は他の病気と比べて見極めるのが難しいので、子どもがあまりにも痛みを訴える場合は、まずは病院を受診しましょう。

痛みを感じている部分を、優しくさすったり、揉んだりしてあげましょう。

マッサージ

温める

痛い部分を温めるのも効果的です。
温めたタオルを痛みの箇所にあててあげると少し痛みが和らぎますよ。

鎮痛剤を服用する

両親が抱っこしてあげて、なだめてあげましょう。
気持ちが落ち着くと、その間は痛みのことを忘れていることでしょう。

抱っこする

まとめ

あまりおすすめはしませんが、あまりにも痛みを訴える場合は鎮痛剤を服用するのも仕方ありません。
ただ絶対に自己判断で服用させないでくださいね。

いかがだったでしょうか。
成長痛みは大半の人が経験することですが、その痛みは人によって違います。
ですので、子どもが痛みを訴えていたらしっかりと話しを聞いてあげて、寄り添ってあげましょう。
今その時に最適な対処法をしてあげてください。

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