子どものまつげを伸ばしたい・増やしたい時に、小さな内からまぶたを刺激したりまつげを引っ張ったりするといいと言われることがありますが、これには医学的根拠はなく赤ちゃんの目を傷めてしまう可能性もあります。
赤ちゃんの肌は敏感で、必要以上に触ってしまうとばい菌が入ってしまう可能性もあります。
また、赤ちゃんが動いてしまうことで指が目に入り、思わぬケガをしてしまうこともありますので、まぶたやまつげに触れるのは辞めておいたほうが良いでしょう。
まつげの長さは大人でも個人差が大きいもので、赤ちゃんでも長い子や短い子がいます。
しかし、まつげの長い・短いで目を守るまつげの働きが左右されることはありません。
「二重だとまつげが長い」「一重だとまつげが短い」という話を聞いたことがある方もいるかと思いますが、実は一重・二重はまつげの長さには関係ありません。
遺伝や体質でまつげの長さが決定すると言われています。
赤ちゃんのまつげ
また、目にとって刺激となる風が直接触れないようにする役割もあります。
まつげがあるおかげで、風が強くてもずっと目を閉じているという状態にならないのです。
風を遮ったり乾燥しないように目を保護してくれるのもまつげの働きです。
空気中に漂っているゴミ・ホコリ・小さな異物などが目の中に入るのを防ぐのがまつげの役割です。
通常、上まつげは上に反り、下まつげは下に反っています。
これはそれぞれ上下から来る異物どちらにも対応するためです。
まつげに異物が触れると、反射的に目を閉じて眼球に異物が触れないようにするセンサーのような働きもあります。
まつげの働き
生後しばらく経って成長速度が落ち着き、むくみが取れてくるとまつげが一気に生えてくるということもあるようです。
新生児期にまつげがない・短いからといって、そのまま大きくなるわけではありません。
子どもが成長するに連れて、まつげが多く長くなることもあります。
反対に、乳幼児期に長かったまつげが、小学生になると他のホより短くなることもあります。
まつげの生える時期や長さは遺伝や体質などによって個人差がありますが、新生児期にまつげが生えていないように見えるのはむくんでいることが原因となっている場合もあります。
また、生えていてもまだ短かったり色素が薄くて見えにくかったりする場合もあるようです。
赤ちゃんが生まれてきて顔を見た時に、まつげがなくてびっくりするママも多いようです。
しかし、新生児がみんなまつげが無いわけではなく、生まれた時からまつげが生えている子もいます。
新生児にまつげがない!いつ頃伸びる?
逆さまつげは大きく分けて2つあります。
一部のまつげだけ内側に生える「睫毛乱生(しょうもうらんせい)」と、皮下脂肪が多いことが原因で下向きに生えてしまう「睫毛内反(しょうもうないはん)」です。
赤ちゃんは顔やまぶたの筋肉もまだ発達途中で、筋肉よりも脂肪が多いので「睫毛内反」になることが多いようです。
逆さまつげの対処法
まつげがどの程度伸びるのかにも個人差がありますが、新生児期にまつげが短い・生えていないからと言って心配しすぎる事はありません。
逆さまつげは通常上下にカールしているまつげが逆転し、上まつげは下向きに、下まつげは上向きに生えています。
成長過程で自然に治まることもありますが、ひどい場合には手術などが必要になることもあります。
まとめ
逆さまつげが痛そうだからと事故版dなんで抜いてしまったりすると、そこから雑菌が入ってしまうこともありますので注意してください。
涙や目やにが得ている場合には、清潔なガーゼなどでや朝敷く拭き取ってあげてください。
赤ちゃんがいつも涙目だったり、目やにがよく出たりする場合や、頻繁にまばたきをする、目にまつげが入っているのが見える、白目が赤くなっている状態が続く時には、早めに病院を受診して対処してあげてくださいね。
まつげは長さだけでなく、本数や太さにも個人差があります。
まつげの状態によって表情にも変化が生まれますが、それも個性として捉えましょう。
赤ちゃんはまだまだ成長段階で、どんどん変化していきます。
他の人と比べてしまう気持ちもわかりますが、気にしすぎずに成長による変化を楽しんでくださいね。