流産が進行している状態を「進行流産」と言います。
陣痛のような強い腹痛と多量の出血が起こります。
進行流産
子宮内で胎児が死亡して留まっている状態を「稽留流産」と言います。
稽留流産の場合には自覚症状がないことも多いですが、少量の出血があることもあります。
稽留流産
流産する時には、子宮が収縮することによって下腹部の痛みや違和感を感じることがあります。
また、流産が終わるまで出血が見られます。
流産の種類や状態によっては腹痛や出血が続くこともあります。
流産後には腹痛や不正出血が起こる?
流産が進行して胎児と付属物が完全に子宮内から排出されている状態を「完全流産」と言います。
10日前後出血が続きますが、手術は必要なく流産後の出血や腹痛は殆どありません。
完全流産
流産が進行した結果、胎児や付属物が完全に排出されないまま子宮内に残っている状態を「不全流産」と言います。
進行流産に比べると少ないですが、腹痛と下腹部痛が起こります。
不全流産
不正出血か生理か判断することは難しいかもしれませんが、通常流産の手術を受けた後約3〜5週間程度で生理が来ることが多いようです。
しかし、精神的なストレスによって生理の周期が変わり、早まったり遅くなったりすることもあります。
流産の種類によって症状は変わりますし、その程度にも個人差があります。
流産後すぐに腹痛や出血が治まることもありますし、数週間程度続くこともあります。
腹痛や出血はいつまで続く?
出血量が多い場合や2週間以上出血が続く場合、腹痛が重く日常生活にも支障が出ている場合には、医師に相談して診察を受けるようにしましょう。
精神的ケア
流産を経験すると、精神的にも身体的にも大きなダメージを受けます。
まずは、パートナーにもサポートしてもらいながら、ゆっくりと心身のケアをして行くようにしましょう。
どんなことに注意して生活すればいい?
パートナとコミュニケーションを取りながら、今の自分の気持ちを聞いてもらうなど、2人で一緒に流産の経験を乗り越えていけるようにしましょうね。
どうして流産してしまったのだろう、自分のせいではないかと自責の念にかられることがあり、気持ちがふさぎ込んでしまう人も多いようです。
しかし、多くの流産は胎児の染色体異常が原因で、妊娠した人の約15%の割合で起こります。
身体的ケア
流産後には子宮内に残ったものを取り除く処置や、腹痛、出血などで身体的にもダメージを受けています。
精神的な影響下r値長を崩す方も入るようです。
無理のないように少しずつ体力を取り戻していきましょう。
流産後の腹痛や出血の程度や続く時期については、個人差も大きいものです。
しかし、身体的にも精神的にもダメージを受けているので、できるだけゆっくりと過ごして癒していきましょう。
流産を経験した跡でも、また妊娠をして出産をする人はたくさんいます。
少しゆっくりと過ごした後に、また赤ちゃんを迎えられるように進んでいってくださいね。
まとめ
流産後の夫婦生活については、早い人では1ヶ月後くらいから再開することもできますが、子宮に負担を欠けすぎないように医師の指示を守るようにしましょう。