例えば、自分の子が叩かれた場合であっても、相手のおもちゃを取った、もしくは相手が取られたと感じるようなことをしたという原因があるなら、子どもに相手の気持ちになってみるように伝えて「おもちゃを取ってごめんなさい」が言えるように話をしてあげてはどうでしょうか。
ここまで話を聞いて、自分の子どもが話を理解できていれば、翌日にでも相手の子に「ごめんなさい」と伝えることができると思います。ただ謝るのではなく、どうして「ごめんなさい」を言った方がいいのかをちゃんと伝えてあげましょう。
また、子どもの話を聞くときには、「そうなんだね」と共感してあげながら聞くような姿勢を取ることで、子どもは「聞いてもらえてる」と感じて素直になるれる部分が出てきますよ。
では、ケンカをしたという報告を受けた後、親としてはどうしたら良いのでしょうか?
まずは子どもに話を最後まできちんと聞いてみましょう。子ども同士のケンカの場合、泣いている方が被害者のように感じがちですが、必ずしもそうということはありません。すぐに誰が悪いと決め付けるのではなく、まずは自分の子どもの話を聞いて、なにが原因でこういうことが起こった、ということを把握しましょう。
原因が分かったところで、今度は相手の子どもの気持ちになって考えてみるように子どもに伝えてみましょう。相手の子はなぜこういう言動を取ったのか、どういう気持ちだったのかというのを一緒に考えてあげると、翌日からどうすれば良いのかが見えてくると思いますよ。
親としては毎日を平穏無事に過ごしてもらいたいものですが、幼稚園や保育園など、親の目の届かないところで子ども同士のコミュニケーションではあいにくケンカになってしまうことがあります。親としては後から報告を受けて不安になりますが、子ども同士は翌日にはケロッとしてまた仲良く遊んでいるということも多々あります。
子どもがケンカをしてきた時の対応
ケンカなどのトラブルがあった場合、多くの場合はその場にいる先生が対応してくれます。まだ小さい子ども同士の話だと、先生がどういう風に対応してくれたか分からない時もありますが、保育園や幼稚園の先生は必要があれば報告してくれるはずです。
園の先生について
翌日にごめんなさいが言えなくても、子ども同士で和解できてまた仲良く遊ぶことができていれば問題ありません。ケンカの原因を考え、不快な思いをさせていたら謝る、もしくはその気持ちを理解することが大切だと思います。
相手の子のママや周りのママ友との付き合いもあると思うので、怪我をさせるといった大事にならない限りは、ケンカはしたけど今も仲良くしてもらっているみたいでありがとうございます、と感謝の言葉を伝えるようにすると良いでしょう。