親としてはよく転ぶので心配になるかもしれませんが、自分で何度もトライしている内は優しく見守るようにして、周りに危険物がないか、フローリングの床であればマットを敷いてあげるなど、周りの環境作りを意識するようにしましょう。
また、歩き始めの頃は両足に体重を交互に乗せながら外股で歩くため、今にもコケそうでハラハラしますし、実際によく転びます。床に積み木などの小さなオモチャが散乱していると、転んだ時に怪我の元になりかねません。
赤ちゃんは何度も転んでは起き上がり、また歩いては転んで……と繰り返し転ぶことで自分のバランス感覚を養っていき、転びそうになったら近くの物を掴んだり、手をついて体を守る方法を身につけていきます。
赤ちゃんにとって歩けるということは、今までよりも行動範囲がぐっと広がるということです。
今までは手の届かなかった場所にも手を伸ばすようになりますし、椅子や階段などの段差があるところにも登るようになります。
椅子伝いにテーブルへ登り物を下に落としたり、食器などで怪我をしたり、赤ちゃん自身がテーブルの上から落下しないように常に見ておかないと安心できません。
いよいよ歩けるようになると、ママやパパはその大変さを実感することになるでしょう。
始めのうちは1歩、2歩だったのが、すぐに自由に歩き回るようになります。
今までもズリバイやハイハイなどで家の中を移動することはあり、危険な物は遠ざけていたかもしれませんが、テーブルの上など少し高い位置に物を置いていただけの場合は注意が必要です。
赤ちゃんが歩き始めるのは個人差があるのではっきりとは言えませんが、多くの赤ちゃんが生後10ヶ月〜1歳半頃までには歩き始めます。
周りの子が歩き始めたからといって焦って無理に歩かせようとはしないようにしましょう。
歩き始めの時期
外出の際は、地面の硬いコンクリートなどで転ぶと、頭や顔に怪我をすることもあるので、なるべく地面の柔らかい芝生のある公園などから慣れさせていきましょう。
今まではベビーカーや抱っこ紐から眺めるだけだった世界が、自分の足で歩けるようになると、好奇心のままふらふらと何処かへ行ってしまうので、目を離さないようにすることが大切です。
家の中を歩き回ることに慣れてきたら、靴を履かせて外でも歩かせたいですよね。
ファーストシューズを履いてすぐに外に行く際は、赤ちゃんがまだ靴に慣れていないのでバランスをとることが難しいので転ばないように注意してください。
外出の際に気をつけること
歩き始めたばかりの赤ちゃんは、行動範囲が広がり好奇心もいっぱいで楽しくて仕方がありません。
歩けることが楽しくて見ている分には可愛いですが、よく転ぶので親としては心配ですよね。
赤ちゃんは繰り返し転ぶことで歩き方を学習していくので、危なくない範囲で見守るようにしましょう。