冷えを改善する
近年注目されているマカの妊娠への効果
そんなマカは、土壌の栄養を根こそぎ吸い取って育つために、収穫後には数年間はその土地に植物が育たなくなるほどだそうです。
そんな栄養をたっぷりと蓄えたマカは、昔から滋養強壮や疲労回復効果があるとされ、重宝されてきました。
また、野菜の一種なので副作用などを気にする事なく摂る事ができます。
マカは、南米ペルーに植生しているアブラナ科の植物で、高度4000m級のアンデス山脈で栽培されています。
アンデス山脈は、強力な紫外線が降り注ぐ酸性の土壌で、夏場で気温が昼間20度、夜間−15度と寒暖の差も激しく、植物が育つのには非常に過酷な環境です。
そんな環境で育つマカは、生命力の非常に高い植物として知られています。
そもそもマカって何?
抗酸化作用で体がさびるのを防ぐ
マカには、女性ホルモンと同じ働きをする植物性エストロゲンが含まれています。
女性ホルモンが減少すると、生理不順やPMSなどの月経に伴う異常を起こしてしまいます。
マカに含まれる植物性エストロゲンは、この減少した女性ホルモンの代わりに働き、ホルモンバランスを整え、これらの症状を改善する作用があることが分かっています。
ホルモンバランスを整えることで、赤ちゃんが着床しやすい卵巣環境を作ることにつながるのです。
また、ホルモンバランスが安定する事で基礎体温が安定するなど、直接的ではないまでも、妊活にとって重要な働きも期待出来ます。
ホルモンバランスを整えて、妊娠しやすい体を作る
冷えや低体温は、妊娠を望む女性にとっては大敵です。
自律神経が乱れて、血流が悪くなっている状態であり、栄養分や酸素がしっかりと届けられなくなるので、子宮や卵巣にも悪い影響を与えます。
また、男性も血流が悪くなり冷えを感じると、精子の元気がなくなったり、EDなどを起こしてしまったりするので、血流の低下は見逃せない問題です。
マカには、自律神経を整える作用があり、血行を改善し、体全体の代謝を正常にする働きがあります。
マカは夫婦で摂るのがオススメです
マカには、アルギニンなどの必須アミノ酸がバランスよく含まれています。 (※必須アミノ酸:人間の体を構成する20種類のアミノ酸のうち、体内で合成されない9種類のアミノ酸のこと。体内で作ることができないため、食物から摂取する必要がある。)
これらは、男女ともに生殖機能を高める効果があるとされています。
女性であれば、月経異常の症状を改善し、受胎能力を整えてくれるので、妊娠を望む女性にとって心強い味方となってくれます。
また、精巣の機能を向上させてくれるので、精子を増やして運動機能も高めてくれるので、男性不妊にも効果が期待出来ます。
生殖機能を高める
マカに豊富に含まれるポリフェノールには、体がさびるのを防ぐ抗酸化作用があります。
妊娠を望むのであれば、何よりも卵巣が健康である必要があります。 アンチエイジング効果などで有名な抗酸化作用ですが、卵巣機能の老化を防ぐ効果も期待できます。
他にも、血液の循環を正常にし、動脈硬化の予防効果もあると言われています。
女性も男性も妊娠を望むなら、まず体を整えていく必要があります。
そのための体質改善の一つとしてマカはオススメなんです。
薬ではなく、現地では野菜として食べられているものなので、不妊治療を行っている夫婦や、副作用の気になる方にも、おすすめできます。
しかし、ホルモンバランスを整え、その効果が現れるまでには時間がかかりますし、人によっても個人差もあります。
できるだけ早い段階から始めて、続けていく事で体質が改善されていくのです。