2016.05.27 Fri 更新

生後1ヶ月頃の新生児にあらわれる乳児湿疹の正しいケア方法について。

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなため、湿疹が出やすいとも言えます。ちょっとした刺激にも弱い新生児期~乳児期は、様々な原因ですぐに湿疹ができてしまいますが、ほとんどの場合は1~2歳までには自然と良くなっていくので心配しすぎないでくださいね。しかし、中にはアトピー性皮膚炎や食物アレルギーが原因の場合があるので、病院で診てもらいましょう。

乳児湿疹は総称なので原因やケア方法は種類によって異なります。

乳児湿疹の種類による症状の特徴

乳児湿疹とは、新生児期~乳児期にかけて現れる湿疹の総称です。生後6ヶ月頃までの赤ちゃんは肌がとても弱く、様々な原因ですぐに湿疹ができてしまい、原因の特定が難しいので、肌トラブルをまとめて「乳児湿疹」と呼んでいます。
原因によって、カサカサしているもの、ジュクジュクしているもの、ベタベタするものなど種類がいくつかあり、体のあらゆる場所に現れます。
生後2週間頃から現れやすくなりますが、多くの場合、1~2歳までには自然に治ります。なかなか改善しない、悪化するという場合はお医者様に相談しましょう。

乳児湿疹とは?

新生児の頃の赤ちゃんには湿疹がでることがあります。大人と比べると肌が薄く、バリア機能も弱いため、多くの赤ちゃんが一度は経験することです。 今回は乳児湿疹の症状やケア方法について詳しく調べてみました。

生後4ヶ月頃までに現れやすく、顔や頭に黄色っぽいかさぶたのようなものやフケのようなものが出てきます。患部がジュクジュクすることもあります。原因は過剰分泌された皮脂が肌表面や毛穴に溜まってしまうことや、外部からの刺激によって炎症を起こしている場合があります。

乳児脂漏性湿疹

【ケア方法】
入浴時にしっかり洗い、清潔に保ちましょう。シャンプーやボディーソープは刺激の少ないものを使い、たっぷりの泡で優しく荒らします。
また、赤ちゃんが自分でひっかいて悪化させてしまうことがあるので、爪を丸く切りそろえたり、ミトンをつけてあげてください。

生後1周間から1ヶ月の間によく見られます。思春期ニキビと同じような赤いぶつぶつがほっぺやおでこに現れ、顔全体に広がって顔が真っ赤になることもあります。原因は過剰分泌された皮脂が肌表面や毛穴に溜まってしまうことや、外部からの刺激によって炎症を起こしている場合があります。

新生児ニキビ

【ケア方法】
毎日入浴をかかさず清潔にたもつことと、汗を書いていたらこまめに着替えさせましょう。赤ちゃんは大人よりも体温が高く汗をかきます。服は大人より1枚すくないくらいが目安です。着せ過ぎや布団のかけすぎには注意してください。

汗をかきやすく蒸れやすい部分によくできます。新生児では白いぼつぼつができ、それ以降は赤いぼつぼつなって現れ、かゆみをともないます。

あせも

【ケア方法】
ケア方法は基本的に新生児ニキビと同じです。入浴前にベビーオイルやワセリンなどで患部をふやかしておくと、かさぶたのようなものが取れやすくなります。

アトピー性皮膚炎

口の周りや口内、あるいは全身に赤い発疹ができたり、呼吸困難、下痢、嘔吐などの症状が現れることもあります。アレルゲンとなる食物を口にすることが原因で、アレルゲンは人によって様々です。代表的なアレルゲンとしては、卵、牛乳、小麦、大豆が挙げられます。

食物アレルギー

顔や耳などに赤い湿疹ができ、強いかゆみがあります。何度も繰り返すのが特徴です。原因はアトピー因子という遺伝的な問題と、アレルゲンに触れることがあわさって引き起こされると考えられています。アレルゲンは、ダニ、ハウスダスト、動物の毛、ストレス、食物など人によって異なります。

まとめ

【ケア方法】
アレルゲンが何かわからないうちは、なるべく症状を悪化させないよう、刺激を少なく清潔に保つケアを心がけてください。洗濯洗剤や柔軟剤をよくすすぐ、衣類のタグを外すなどをしつつ、どんなときにどんな条件で症状が現れるのか観察しましょう。根気よく見守っていく必要があります。

赤ちゃんの肌はデリケートなので気を使ってあげましょう。ケアのポイントは、清潔に保つことと、保湿をすることです。

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