2016.06.11 Sat 更新

正しい沐浴のやりかた。温度は?時間はどのくらい?

沐浴とは、お湯や水を浴びて体をきれいに清めることを言います。宗教儀礼として汚れを払うという意味がありますが、赤ちゃんに使う場合は意味合いが変わってきます。そんな赤ちゃんの沐浴についてまとめてみたので、赤ちゃんを快適に沐浴させられるよう手順を知っていきましょう。

■ベビーバス

赤ちゃんを快適に沐浴させてあげられるように、以下のものを準備しましょう。

沐浴に必要なもの

そもそも何故、普通の入浴ではなく沐浴なのでしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんは抵抗力が弱いためです。赤ちゃんの皮膚を清潔に保ち、湿疹などの肌トラブルを防ぐことが目的です。また、汚れを落とすだけではなく、血液の循環や新陳代謝を高める効果もあります。

なぜ沐浴は必要なの?

沐浴とは、新生児期の赤ちゃんをベビーバスに入れて、体をきれいにすることをいいます。大人が一緒に入る場合は入浴と呼ばれ、区別されています。不安な新米ママさんはぜひチェックしてみてください。

■洗面器
すすぎ、上がり湯をかけるのに使います。片手で持てるタイプがおすすめです。

■ガーゼ・沐浴布
ガーゼは体を洗うのに使います。沐浴布は赤ちゃんが怖がらないように体をくるむ大判・薄手のガーゼです。

■ソープ・シャンプーや沐浴剤
ベビーソープを使うのが一般的です。固形や液体タイプもありますが泡タイプが泡立てなくても良いのでおすすめ。全身に使用できるものが便利です。沐浴剤は油分が多く、乳児湿疹の原因になる可能性があるので、乾燥がひどいときだけ使うのが良いそうです。

■湯温計
体感でなんとなくではなく、きちんと温度を測りましょう。赤ちゃんの皮膚は大人の半分もありません。

沐浴の頻度・期間

沐浴は赤ちゃんも体力を使います。長引くと風邪を引いてしまうこともあるので、手早く清潔にしてあげることが重要です。15分以内を目安に時計ではかりましょう。
入れる時間帯は手が開いている時でよいのですが、なるべく毎日同じ時間にしてあげたほうが赤ちゃんの生活リズムが整いやすくなります。授乳後は吐いてしまうことがあるので避けたほうがよいです。

沐浴の時間・入れる時間帯

■バスタオル
肌触りが良い物を選びましょう

その他、あると便利なグッズとして、バス用ネットがあります。バス用ネットはベビーバスのふちに引っ掛けて使うハンモック状のネット。お湯の中で赤ちゃんを寝かせられるのでパパ・ママが支える負担が抑えられますよ。

頻度はできるだけ毎日です。新生児は新陳代謝が活発なので、寝ているだけでも大量の汗や皮脂が分泌し、おしっこやうんち、よだれの汚れもたまってしまいます。沐浴で肌をキレイに保ってあげましょう。
ただし熱があるなど病気の時は、おしりだけを部分洗いしたり、沐浴の代わりにガーゼなどで汚れをふきとってあげるなどにしましょう。
沐浴の期間は生まれてから1~2ヶ月頃までです。その後は大人と一緒にはいる入浴になります。

1) ベビーバスにお湯をはる
適温は38度前後で大人のお風呂よりぬるめです。湯温計でしっかりとチェックしましょう。
2) 赤ちゃんを入れる
びっくりしないように足の先からゆっくり入れていきます。裸や水を嫌がる赤ちゃんもいます。沐浴布にくるんだり、やさしく声をかけて安心させてあげましょう。
3) おなか側を洗う
顔→頭→腕→お腹→おまた→足の順に優しく洗っていきます。頭を洗った後は湯冷めしないように軽く絞ったガーゼで髪の毛の水分をとってあげます。首のシワの間、脇の下、おまたは特に汚れが溜まりやすいので丁寧に洗います。
4) 背中側を洗う
赤ちゃんをうつぶせにして背中側を洗います。うなじ→背中→おしりの順に洗いましょう。上手くうつぶせにできなければ仰向けのままでもOK。
5) 上がり湯をかける
ベビーバスの湯でだいたいの石けんを落としたら、赤ちゃんを湯から上げ、別に用意しておいた上がり湯かシャワーをかけます。
6) 体を拭く

沐浴の方法

おへそ、耳、鼻などは綿棒で湯上り後にケアしてあげましょう。また、沐浴後は水分が不足しているのでしっかり母乳やミルクをあげてくださいね

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