2016.06.11 Sat 更新

赤ちゃんの巨大児になる原因って何?検査や治療法などについてのまとめ

出生体重が4,000グラム以上の赤ちゃんのことを「巨大児」と言います。目立った異常もなく、体が大きいだけで健康に生まれてきてくれれば嬉しいのですが、巨大児となる原因によっては病気や障害を起こす可能性があります。出産時のお母さんにもリスクが高くなるので、できれば予防したいですよね。今回は巨大児についてご紹介していきます。

巨大児には2種類あり、「対称性巨大児」と「非対称性巨大児」に分けられます。対称性巨大児は遺伝が原因で巨大児になったと考えられており、正常な子宮内で発育しています。お父さんやお母さんからの遺伝が関係していることもあり、出生体重が重い・体が大きいだけで特に問題はありません。
非対称性巨大児はお母さんが糖尿病の場合に多いとされています。このタイプは臓器の腫大を特徴とし、呼吸不全や心臓、肝臓、肺、副腎、脾臓などの腫大が見られ、対称性巨大児に比べてリスクが高くなります

胎児の発育には、遺伝子と胎盤の機能が密接に関わっています。へその緒を介して、胎盤から赤ちゃんへのブドウ糖の供給が過剰になってしまうと胎児の発育も過剰になります。 特に、お母さんが糖尿病を患っている場合、母体が高血糖となるために多量のブドウ糖が胎児に移行し、胎児もまた高血糖となります。高血糖となった胎児の体は血糖値を下げようとして胎児インスリンというホルモンを多量に分泌します。胎児インスリンは成長ホルモンでもあるため、赤ちゃんの体重が増加して巨大児になると考えられています。

考えられる原因

大きな体で生まれてきた赤ちゃんを「巨大児」と言い、出生体重が4,000グラム以上の赤ちゃんのことをいいます。出産予定日を過ぎた過期産児の場合だけでなく、出産予定日付近で産まれた赤ちゃんが巨大児である場合もあります。体が大きいというだけで、目で確認できるような、肉体的異常のない赤ちゃんをさします。

赤ちゃんの巨大化とは

巨大児の検査

遺伝が原因の場合は特に症状はありません。お母さんの糖尿病が原因である非対称性巨大児の場合は、赤ちゃんに呼吸障害や呼吸困難、心不全、低血糖、低カルシウム血症、多血症、新生児黄疸などさまざまな病気や障害があらわれる可能性があり、対処療法が必要となります。

巨大児に起こる症状

巨大化を予防するには

「対称性巨大児」と「非対称性巨大児」のどちらなのかを診断するために、お母さんの病気や合併症があるかどうかの確認、妊娠中の経過の把握、赤ちゃんの症状の確認を行います。

・カロリーに気をつける
妊娠中の必要カロリーは、妊娠8ヶ月~出産までの妊娠後期では通常カロリー+450kcalとされています。間食を控え、カロリーがこの範囲内に収まるよう気をつけましょう。どうしても間食をしたい時は果物や野菜、こんにゃくゼリーなど、カロリーの低いものを選びましょう。

巨大児が問題ないとはいえ、赤ちゃんの体が大きいとそれだけ出産時にリスクを伴ってします。難産や緊急帝王切開になるとお母さんも大変ですし、難産によって赤ちゃんに後遺症が残る恐れがあるので、出来うる限り避けたいですよね。妊娠中の生活の気をつけて巨大化するのを防ぎましょう。

・塩分は控えめに
塩分を過剰に摂取すると食欲が増して、体内に停滞した水分がむくみとなります。塩分は控えめにしたバランスの良い食事を摂取するよう心がけましょう。

・適度な運動を行う
無理のない範囲内で体を動かしましょう。散歩やスイミング、ストレッチ、ヨガなどが効果的です。妊娠中のストレスを発散し、出産に必要な筋肉を鍛えることができます。

そして、巨大児の予防として最も有効な方法は妊娠糖尿病を防ぐことです。妊娠前からすでに糖尿病を患っているお母さんは、担当医師としっかり相談して、安全な妊娠期間を過ごしましょう。血糖値コントロールのための食事・運動対策で巨大児になることを防ぐことはある程度可能です。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ