2015.12.06 Sun 更新

どんな変化が出るんだろう?妊娠超初期の体の症状まとめ

まだ検査薬での確認や病院での受診のできない、妊娠の超初期。 その時体の中ではどんな変化が起こっていて、どのような症状が表れるのでしょうか? 気になる妊娠超初期の症状についてまとめてみましたので、参考になれば嬉しいです。

「妊娠超初期」っていつ?

妊娠0週〜妊娠4週までの間を「妊娠超初期」と呼びます。
正確に言うとまだ妊娠していない状態ですが、妊娠日数は最終月経の開始日を0週0日目として数えます。
その後、約週間ほどで排卵を迎え、受精すると受精卵は分割しながら子宮まで移動し、しばらく子宮内を漂います。
その受精卵が、子宮体部に着床すると、はじめて「妊娠」ということになるのです。
受精卵が着床するのは、およそ妊娠3週目と言われており、この頃から体の変化を感じる人が増えてくるようです。

症状が起こるのはなぜ?

妊娠の超初期には妊娠の維持に欠かすことの出来ない、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)という重要なホルモンが分泌されます。
このホルモンの働きによって、妊娠が継続している場合には、今まで来ていた生理がストップするのです。
また、黄体ホルモンであるプロゲステロンやエストロゲンが分泌されることで、体にさまざまな変化を感じるようになるのです。

おりものの変化

血が混じっている

おりものがいつもより多くなったり、匂いが変化して酸っぱくツンとした感じになります。
生理前に分泌されるおりものは鉄の臭いを感じるのに、全く臭わなくなることもあるようです。

においに変化ががる

妊娠の初期にはおりものに変化が見られることがあります。

・頭痛が起こる
・微熱が出る
・倦怠感が続く
・胃のむかつきが続く

風邪や胃腸炎のような症状

妊娠前のおりものはたまごの白身のような粘り気が少しあり、半透明から白っぽい色です。
しかし、妊娠初期には透明でサラサラのおりものに変わります。

見た目や色に変化がある

生理の予定日の数日前に出血とは違う茶色がかったおりものや、薄いピンク色のおりものが出ることがあります。
これは着床出血の影響で、茶色いおりものが出る時には、生理痛と似た痛みを感じることがあります。

赤ちゃんに影響を与えないようにするため、症状が現れても自分の判断で薬を飲まないように、まず医師に相談してみましょう。
赤ちゃんに薬が及ぼす影響は大きくはないと言われていますが、妊娠初期は器官形成期(赤ちゃんの心臓や目、手足などの重要な器官が作られる期間)に当たるため避けたほうが良いでしょう。

強い眠気

腰痛・下半身の痛み

妊娠中はしっかりとした睡眠をとっていたとしても、急に強い眠気に襲われることがあります。
一般的に「眠りづわり(寝づわり)」とも呼ばれる、妊娠初期の代表的な症状のひとつです。
「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つのホルモンが一定の周期で分泌量を変え、女性の心と身体のバランスを整えています。
「プロゲステロン(黄体ホルモン)」は妊娠中の女性をサポートするために身体をしっかりと休ませようとする働きがあり、その影響で強い眠気を感じることがあるのです。

「リラキシン」というホルモンが影響し、妊娠の初期の段階でも腰痛になることがあります。
「リラキシン」は妊娠初期から分泌される卵巣ホルモンの一種で、出産に向けて赤ちゃんが通りやすいように骨盤の関節をゆるめようとするのです。
関節がゆるむと、それを支える筋肉が緊張状態になり、腰痛・下半身の痛みとなって現れます。

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