2016.06.24 Fri 更新

新生児・赤ちゃんが便秘に!その原因と簡単な改善方法をまとめました。

離乳食を初めて食生活が変化した時期はもちろん、母乳やミルクしか飲んでいない赤ちゃんでも便秘になることがあります。赤ちゃんの便秘は珍しいことではなく、悩んでいるママは意外に多いようです。今回は赤ちゃんの便秘の原因と改善方法についてまとめてみました。

赤ちゃんの便秘の原因と対策

何日出ていないから便秘という定義はないので、赤ちゃんの様子を総合的に見て判断しましょう。まずは機嫌よく過ごしているかどうか観察してみてください。普段でているのに急にでなくなった場合は要注意です。
また、便に血が混じっている場合は病気の可能性があるのですぐにお医者さんに相談してください

・4~7日以上ウンチがでていない
・ミルクを飲まない、離乳食を食べない
・口にしたものを吐いてしまう
・機嫌が悪い
・お腹がパンパンにはっている
・ウンチをするとき痛がって泣いてしまう

赤ちゃんの成長に個人差があるように排便回数にも個人差があります。体質によって2~3日でなくても平気な子もいれば、1日でもでないと調子が悪くなる子もいます。元気で食欲があり1~3日でない程度であれば問題ありませんが、以下のような状態であれば便秘の可能性があるので医療機関を受診してみても良いかもしれません。

どれくらいでないと便秘?

離乳食初期(生後5ヶ月~8ヶ月)の赤ちゃんの便秘

【改善方法】
お腹が張って苦しそうなときはお腹のマッサージをしてあげましょう。手のひら全体で優しく撫でるように、へそを中心に時計回りでマッサージをします。大きな円を描くようゆっくり撫でます。

母乳の量が極端に足りないため便の回数が減ることがあります。体重が発育曲線に沿って増えているか確認しましょう。
ミルクで育てている場合は消化に時間がかかっている可能性もあります。
また、生後2ヶ月頃には赤ちゃんの腸の発達や授乳回数が減ることで一時的に排便ペースが変化することもあります。これは生理的なものなので心配する必要はないでしょう。

新生児期~乳児期(生後0ヶ月~5ヶ月)の赤ちゃんの便秘

便秘になる原因は赤ちゃんの月齢によって違います。原因と合わせて改善方法をご紹介します。

離乳食を食べる量が少なければウンチの量が少なくなり、食物繊維の不足も原因になります。よく食べていても水分不足で便秘になっていることがあります。

離乳食後期(生後9ヶ月~生後11ヶ月)の赤ちゃんの便秘

【改善方法】
足りない水分を補給をすることで改善されることがあります。離乳食と一緒に母乳や麦茶などを与えましょう。乳酸菌を多く含んでいるヨーグルトなど、便通を良くするものを食べさせてあげるのも効果的です。

離乳食がはじまると赤ちゃんの腸内も変化していきます。新生児・乳児期よりも便が貯められるようになるので回数が減ります。
また、母乳やミルクの量が減ることで水分が不足し、便秘が起こりやすくなる時期です。

【改善方法】
食べられるものも増えている時期なので離乳食を工夫してみましょう。さつまいもや青菜など、食物繊維を多く含んだ野菜やヨーグルトなどを加えてみてください。
また、昼間にハイハイや伝い歩きなど体を積極的に動かすことで腸が動き、改善されることもあります。

月齢や便秘の原因になっているものによって対策は異なります。便秘の原因を見極め、根本を改善することが一番です。赤ちゃんのウンチの量・硬さ・回数をチェックして、食事や生活リズムを見なおしてみましょう。
また、自宅での対策で改善されない場合は、病院で相談してみましょう。病院では浣腸をしてくれたり内服薬を出してくれます。いつもと様子が違うと感じたらなるべく早めに受診してくださいね。

まとめ

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