昼間は高め、夜間は低めになるのが正常な変化です。
平熱を計るためには起床時・午前・午後・夜寝る前の1日4回定期的に体温を計りましょう。
これを数日間続けることでだいたいの平熱がわかります。
体温計は、予測式のものは精度が低いため、一般的な脇の下で測る体温計がおすすめです。
体温は個人差も大きく、普段から平熱を計っておくことが重要になります。
病気の判断がしやすくなるので一度チェックしてみるのがよいですよ。
体温は一定ではなく体のリズムに従い変化します。
平熱の検温
赤ちゃんは大人よりも体温が高く、生後1歳くらいまでは平熱が36.5~37.5度くらいになります。
新陳代謝が活発で熱が多く作り出されることと、皮下脂肪が少なく体内の熱が皮膚の表面に伝わりやすいためです。
赤ちゃんがなんだか熱っぽい!風邪なのかな?と考えて厚着させてしまうママがいますが、慌てずに体温計で計ってみましょう。
発熱のラインは37.5度以上と言われています。
赤ちゃん・新生児の平熱
低体温が慢性的に続くと、赤ちゃんの体は体温を平常に戻そうとフル稼働するので、体力が急激に低下していまいます。
ミルクや母乳を飲む量が減ってしまうことも有ります。
平熱が低すぎる場合は以下の項目を見なおしてみましょう。
赤ちゃんは体温調節をつかさどる自立神経や体温調節中枢が未熟なので体温のコントロールが苦手です。
平熱が36度以下の子は低体温かもしれません。
低体温は、エアコンや冷たい飲み物の飲み過ぎ、生活リズムの乱れなどの影響で起こります。
赤ちゃん・新生児の低体温
赤ちゃん用の体温計も販売されていますが、大人用の体温計でも十分対応できます。
赤ちゃん用の体温計は、じっとしていない赤ちゃんの体温を正確に測るための工夫がされています。
また、泣いた後や授乳直後は体温が上がっているため、平熱測定は避けましょう。
汗をこまめに拭く
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なので、外気の影響を非常に受けやすく、空調や気候には注意が必要です。
大人が快適な温度・湿度なら赤ちゃんも快適というわけではありません。
エアコンや扇風機は赤ちゃんがいない方角の壁に当てて、風を循環させましょう。
夏場に体温が低くなっている場合、エアコンや扇風機が理由として考えられます。
赤ちゃんに風が直接あたっていませんか?
エアコン・扇風機の風
赤ちゃんはとても汗っかき。
人間が暑い時に汗が出るのは体温を下げるためです。
汗の水分が蒸発するときに熱を発散させて体温を下げています。
飲み物で内側から冷えている可能性があります。体温が低い状態の赤ちゃんには厳禁です。
冷たい飲み物を避ける
赤ちゃんが汗をかいていたらしっかり吹いてあげることと、こまめに着替えさせるようにしましょう。
特に チャイルドシートに乗せたときや寝起きは汗をかいていることが多いので注意しましょう。
また、お風呂にいれたあとは体の水分をきちんと吹いてあげてくださいね。
赤ちゃんの体温管理はとても大事なことです。
大人よりも環境の影響を受けやすく、自分で「あつい」や「寒い」を伝えることも出来ないので、大人が体温調節をしてあげる必要があります。
成長とともに平熱も変わるので、定期的に検温しておきましょう。
平熱を把握しておくことで、いざ熱が出た時も病院に行く必要があるかの判断が早めにできますよ。