2016.07.05 Tue 更新

産後にホルモンバランスが!!出産によって女性ホルモンバランスが変化する!?

妊娠・出産は女性にとって一大イベントです! この一大イベントは身体にかなりのダメージを与え、そのダメージによってホルモンバランスが乱れてしまいます。 このホルモンバランスの乱れにより、体調不良を起こしてしまうのです。 今回は「産後のホルモンバランス」についてご紹介します!

「黄体ホルモン」とも言います。
妊娠中に分泌されるホルモンです。
赤ちゃんに栄養を送るために必要な胎盤を完成させる役割と、子宮筋の収縮を和らげて流産を防ぐ役割があります。
乳腺を発達させて母乳を作る準備をします。

プロゲステロン

妊娠中に増えていたホルモンが急激に減り、代わりのように違うホルモンが急激に増えていくのです。
このホルモンのバランスの変化に身体が耐えきらず、様々な不調を呼び起こします。
産後の身体が妊娠前のように戻るには1〜2年ほどかかるのです。
「プロゲステロン」と「エストロゲン」、「プロラクチン」を軽く説明すると、

妊娠中は「プロゲステロン」と「エストロゲン」というホルモンが分泌されています。
しかし、このホルモンは出産によりこの二つのホルモンは一気に減少し、産後2日目くらいから、母乳を分泌するのために「プロラクチン」というホルモンが分泌されます。

ホルモンバランスの乱れる原因

他にもホルモンバランスを乱す原因として、「環境の変化」があります。
出産のなかなかとれない「疲労」に「赤ちゃんのお世話」や「家事」で、夜もあまり眠れなくなってしまいます。
不安や不満が溜まる時期です。
このような「生活リズムの乱れ」や「精神的なストレス」も、ホルモンバランスが乱れる原因になります。

母乳を作り出す作用があります。
実は妊娠中にも作られていたのですが、エステロゲンによって抑制されていました。
抑制されていたため、表にでてこなかったのです。

プロラクチン

「卵胞ホルモン」とも言います。
妊娠中に分泌されるホルモンです。
子宮を大きくする役割があり、母乳を運ぶための乳管を発達させます。

エストロゲン

抜け毛

ホルモンバランスの乱れが引き起こす不調は人によって違います。
一般的に起こる症状を紹介します。

どんな症状がでるの?

出産を経験した女性の約7割が、産後の抜け毛に悩みます。
産後2~3ヶ月後から抜け始めることが多いです。
このままハゲてしまうのでは…と本気で考えてしまうくらい抜けます。

産後はホルモンバランスの乱れや、授乳のために身体が水分不足になりやすくなるので、身体が水分を溜め込もうとすることもあり、顔や手、足がむくみやすくなります。
手足を温める、マッサージをするなどして、血流を良くするようにしてくださいね。

むくみ

周りにとっては「たかが抜け毛」かもしれませんが、抜けている本人にとってはショックなものです。
初産の多くの方は、ハゲとの恐怖と戦うのです。
でも、これは一般的な症状なので安心してくださいね。
産後1年も経つと元にもどります。

ホルモンバランスの乱れや、睡眠不足や産後のストレスなどで肌が敏感になってしまいます。
そうして、かゆみや湿疹、かさつきが起こってしまうのです。

かゆみや湿疹、かさつき

ホルモンバランスを整える方法

ママの体が戻っていく1~2年間は、なるべく無理をせずに暮らすのが理想的です。
以下に気をつけたいポイントをご紹介しますね。

産後の運動は、10〜30分ほどお散歩する程度で充分な運動量になります。
無理のない範囲で身体を動かすようにしましょう!

「過度」な運動ではなく、「適度」な運動ですよ。
適度な運動は自律神経は活性化させます。
自律神経が活性化することで、ホルモンバランスも整いやすくなりますし、代謝が良くなるので、産後のダイエットにもつながります。

適度な運動

毎日、栄養バランスのいい食事を、規則正しく摂ることは、ホルモンバランスを整えてくれます。
野菜を中心とした和食で、品数が多いものが理想的ですね。
エストロゲンと似た働きを持つ「大豆イソフラボン」が多く含まれる豆腐・納豆の大豆製品は積極的に摂っていきましょう。

バランスのとれた食事

他にも、バナナ・ヨーグルト・海藻類は女性ホルモンを整える食材だと言われています。
ただし注意点がひとつ!
どの食材も摂りすぎは逆効果になります。摂取量には気をつけてくださいね。

ストレスを溜めない生活

知らない間にストレスは溜まるものです。
慣れない初めての育児ならなおさら溜まります。
正直な話、「ストレスの全くない生活を」というのは不可能ですよね。
なので、なるべく軽くして付き合っていく方法を考えましょう。

その方法は「自分の時間を持つこと」です。
お母さんになったら自分より赤ちゃんを優先してしまいますが、自分の時間を少しだけでも持つようにしましょう。
赤ちゃんと笑顔でいるためにも息抜きはとても重要なことです。
身内が近くに住んでいて頼ることが出来るなら頼りましょう。
近くにいない方は、役所の相談窓口を頼りましょう。
託児が出来る年齢になったら外部の人に預かってもらうのもいいですね。
1人で抱え込まないようにしましょう!

いかがでしたか?
ホルモンバランスが乱れるということは、身体に様々な影響を与えるので、かなり辛いものです。
ですが、ちゃんと休養をとることで回復させることが可能です。
回復には周囲のサポートが欠かせないものです。
サポートしてもらえるところはサポートしてもらい、このホルモンバランスの乱れを乗り越えましょう!

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