2016.07.12 Tue 更新

妊娠後期に貧血に!その時の対策法とオススメのレシピを紹介

妊娠中は何かと体力を使うので、疲れやすくなり息切れが起こる方も珍しくありません。 その原因の一つに貧血があります。特に妊娠後期になると、貧血が悪化する傾向にあります。 それはなぜなのでしょうか。原因と対策法について、まとめてみました。

原因は幾つかあります。
まず血液量の変化です。妊娠していない時の血液量は体重50kgの方で約4Lくらいあります。
そして妊娠すると、妊娠初期より徐々に増加していき、32週頃には最大の約1.5倍、約6Lにまで増えます。
ですが、血液成分は全てが同じように増えるわけではなく、赤血球を含む血球成分より水分の増加量の方が多くなるので、結果的に薄まった状態で血液が増加しているかもしれないのです。

貧血の原因

妊娠前から貧血の方は、日頃からその状態に慣れてしまっているので、かなり悪化するまで自覚できないことがあります。
逆に妊娠が原因で貧血になった方は、慣れていないので、貧血症状を比較的自覚しやすいでしょう。

妊娠中に、特に妊娠後期の方、最近、息切れや動悸、めまい、頭痛がしたり、やたらと疲れやすくなったりといった症状はありませんか?
それは貧血が強くなっているからかもしれません。

妊娠中に貧血について

対策法は?

基本的に胎児はお腹の中にいる間、栄養と酸素が必要不可欠です。
それらはお母さんの血液から送られてきますので、もしお母さんが貧血だと、十分に栄養などが行き届かないなんてことになってしまいます。
そもそも優先的に胎児へ栄養などが運ばれる訳ではありませんので、貧血症状が強いお母さんだと未熟児が多い傾向にあるみたいです。
そうならない為にも、妊娠初期からしっかりとした、貧血対策をしましょう。

胎児への影響は?

次に考えられのは、胎児への栄養を送るために鉄分が必要ですので、優先的に鉄分が無くなり貧血へと繋がるパターンもあります。
貧血の度合いを示すヘモグロビン値が下がり過ぎると貧血と診断されますので、しっかり意識して下さい。

その結果、貧血傾向になりやすくなります。
血液量が増えるのは分娩時の出血に備えるためや、胎児へ酸素、栄養をしっかり送るためです。
ですので、貧血のまま放っておくと、体力的にキツいだけでなく、分娩時の出血にも耐えられなくなる可能性ありますので、しっかりと改善させましょう。

豚肉×ブロッコリー

オススメレシピ

鉄分が多く含まれる食品としては、レバー、牛肉、いわし、卵黄、あさりなどです。
つわりで肉類がちょっと厳しいって方は、卵黄やかつお節、あさりなどあっさりしたものを多く摂るようにしたら良いでしょう。
効率よく摂取する為には、鉄分の吸収を促すビタミンCやたんぱく質と一緒に摂ると、鉄分を効果的に吸収することができます。
たんぱく質を多く含む肉や魚、ビタミンCを多く含むレモンや果汁ジュースを鉄分と一緒に上手く取り入れましょう。
レモン果汁や果汁ジュースはハーブティにしぼって一緒に飲むと、つわりのときでも飲みやすく、ビタミンCを多く含んでいるので、オススメです。

豚肉に含まれているタンパク質は赤血球やヘモグロビンの材料となり、吸収を高める作用があります。
また、野菜の中でもトップクラスの鉄分を含んでいるのが、ブロッコリーです。
鉄分の吸収率を高めるビタミンCも非常に多いのでブロッコリーと豚肉の炒め物などがオススメです。

さんま×酢

こちらもビタミンCと一緒に摂ることで、体内に吸収されやすい形へ変化するので、鉄分の多い油揚げにはビタミンCを多く含んでいる小松菜を使った炒め物などが相性バッチリです!

油揚げ×小松菜

いかがだったでしょうか。貧血はお母さんにも、胎児にもよくないので、しっかりとバランスを考えて、
健康的に貧血の改善を心がけで下さい。

酢にはクエン酸やビタミンCが多く含まれています。鉄分や良質なタンパク質を含んでいるさんまと、
ビタミンCが含まれている玉ねぎを、お酢で和えて南蛮漬けなど夏の暑い時期などに、オススメです。
また、クエン酸の働きによって胃酸が分泌されることにより鉄分の吸収が高まりますので、一石二鳥ですね。

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