2016.07.16 Sat 更新

もしかして乳がん?乳がんの検査方法や治療法、セルフチェックのポイントをご紹介!

乳がんは日本人女性において、最も罹患率が高いがんです。 乳がんは皮膚の上からしこりを触れることができるので、早期発見につながりやすいのですが、死亡率が年々増えている恐ろしいがんです。 今回は「乳がんの検査方法や治療法、セルフチェックのポイント」に妊娠初期症状?ついてご紹介します!

発症年齢は30代から増加が始まり、40代後半が最も多く発症します。
50代半ばになると発症率が減ると、統計的に言われています。
乳がんによって死亡する女性が増えていますが、乳がんは自己診断が可能であり、早期発見と治療によって再発を防ぐ事ができる病気です。

女性が最も多く発症する癌だと言われています。
乳房の中にある乳腺に発生する悪性腫瘍です。
女性ホルモンのエストロゲンの濃度が高いことが発生の原因だと言われています。
ホルモン注射にピルの服用等も発生のリスクを高めると言われています。

乳がんとは?

乳がんの症状について詳しく説明しましょう。
症状は以下の通りです。

乳がんの症状

脇の下にしこりがある

えくぼのようなへこみや皮膚の引きつれや、乳頭や乳輪部分に湿疹やただれができたりします。
皮膚がむくんだり、乳頭の先から血が混じった分泌液がでることもあります。

皮膚の変化

進行すると、しこりを触れるようになり痛みがでてきます。
乳房にしこりは、乳がんの代表的な症状ですね。
乳房にしこりがあるからと言って、100%乳がんと言うわけではありません。
乳腺症、線維腺腫、葉状腫瘍などでもしこりの症状がでます。
確定診断をするために、必ず詳しい検査と医師からの診断を受けてくださいね。

乳房のしこり

乳頭やその周辺の熱を持った痛み

しこりによる痛みが起こります。
乳房に痛みを感じる場合は、必ずしも乳がんと言うわけではありません。
他の病気も考えられますから早めに検査を受けてください。

乳房にチクチクとした痛み

乳がんは、乳房の近くにあるリンパ節に転移しやすいという特徴があります。
リンパ節に転移した乳がんは大きくなると、脇の下にしこりができます。
他にもリンパ液の流れが悪くなり、腕のむくみやしびれ等の症状が現れます。

「炎症性乳がん」というものがあります。
この炎症性乳がんは、乳がんの中では特殊なものに分類されます。
症状は、乳房の皮膚が赤く腫れ、毛穴が目立ち、オレンジの皮のような凹凸が皮膚にできます。
この症状を発見出来たら、すぐに病院へ行きましょう。

乳がんを発生しやすい女性の特徴

乳房全体が痛みがある場合は「乳腺炎」の可能性があります。
ですが、痛みだけでは判断がつきにくいです。
病院で医師に診察してもらい、詳しく検査してもらいましょう。

乳頭やその周辺のかゆみ

●出産経験が無い、あるいは初産が30歳以上
●初潮年齢が早く、閉経年齢が遅い(55歳以降)
●肥満(特に50歳以上で、標準体重の+20%以上)
●乳がんの家族歴
●乳がんの既往(反対側の乳房が乳がんになる危険性が高い)
●避妊薬のピルや女性ホルモン、副腎ホルモンを常用している人
●アルコールを飲む機会が多い人

乳がんを発生しやすい女性には、さまざまな特徴があります。

乳がんの検査、診断方法

視触診

乳がんの検査を受ける場合、まずは問診が行われます。
「出産経験・初潮年齢・乳房の違和感・家族歴」等を主に確認します。

問診

画像検査

乳がんの発見率を上げるために、視触診が行われます。
しこりの有無やえくぼ状のくぼみがないか、またはリンパの腫れの有無等を確認します。

画像検査は、主にマンモグラフィと超音波、そのほか必要に応じてMRIやCT等の検査が行われます。

●マンモグラフィー
マンモグラフィとは乳房専用のX線検査のことです。
正確な診断を行うために、圧迫板に乳房を挟み押し広げた状態で撮影します。
乳房を引き出した上に圧迫されるので、痛みを感じる人が多いのです。
痛いですが、我慢はできます。
腫瘤や石灰化等が確認できます。
 妊娠中や授乳期の方は医師と相談してから検査を受けるてくださいね。

●超音波
超音波の反射波を利用して画像をつくり、内部を観察する検査です。
乳腺は白く、腫瘤は黒く写るため、乳腺が発達してる若い人でも発見しやすいです。
乳房内にしこりがあるかどうかの診断に有効な方法ですが、
治療の必要のない良性の変化を拾い上げすぎたり石灰化が見つけにくいというデメリットがあります。

●MRI
磁気を利用して人体の断面画像を作り出し、乳癌をみつける能力が最も高い検査です。
乳がんの発見後に進行状況を調べたり、治療の効果を判断するのに有効です。

●CT、胸部X線、骨シンチグラフィー、PET
乳がんと診断された場合の検査です。
病気の広がりや転移の有無を確認するために行われます。

乳がんの治療法

乳がんの進行度によって治療は異なりますが、乳がん治療法の基本は手術です。
治療法は以下の通りです。

外科療法(手術)

がんの部位や進行度によって違います。
乳房のしこりだけを切除する手術や、がんのある側の乳房を全部切除する手術等があります。

放射線療法

ダメージを与えることで、がん細胞を死滅させます。
放射線療法は、放射線照射を行った部分にだけ効果のある局所療法です。
抗がん剤と併用することで、治癒の効果に併せて毒性が増加します。
手術によってがんを切除し、再発の予防目的で放射線治療が行われることがあります。

薬物療法

身体に良好な結果をもたらす効果がありまうが、副作用もあります。
目的や治療効果、副作用とその対策について十分な説明を受け、理解したうえで薬物治療を受けましょう。

いかがでしたか?
発見や治療が遅れると命にかかわる重大な病気である「乳がん」は、早期発見と治療によって助かる可能性が高い病気です。
自分で症状を発見することができる病気ですので、普段から意識しておきましょう。
定期的な婦人科の検診も怠らないでくださいね。

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