さらに、熱中用が重症化し、ママが意識を失って倒れるようなことがあると、お腹を打ってしまう可能性もありますので、十分に注意しましょう。
熱中症で脱水症状がひどくなると、血液の循環が滞ります。
そのため、赤ちゃんに酸素や栄養が十分に届けられなくなり、影響が出る可能性があります。
また、腎機能や肝機能にも問題が出やすく、血液が固まる力にも問題が生じることもあり、赤ちゃんへも何らかの影響が出ることが考えられます。
赤ちゃんへの影響は?
妊娠中はホルモンの影響で、妊娠していない時に比べて体温が高くなります。
そのため、汗をかきやすかったり、体温調整がうまく行かなかったりします。
さらに、血液の量や濃度も変化しやすいので、妊娠中は熱中症にかかりやすいと言われています。
妊娠中は熱中症になりやすい?
また、水分補給の際に冷たい飲み物を多く取ると体を冷やしてしまいます。
体が冷えると体力も奪われてしまいますので、常温の飲み物を準備しておきましょう。
喉が渇いたと思った時には、すでに体内の水分は不足しています。
喉が渇いたと感じる前にこまめに水分補給をするようにしましょう。
しかし、水分の摂り過ぎはむくみや体重増加の原因にもなりますので、いつもどおりの頻度で尿意があるというのを目安にするといいでしょう。
水分補給
熱中症の対策は?
熱中症は外で起こるものだと思いがちですが、実は屋内でも多くの方が熱中症を発症しています。
カーテンやエアコンなどを利用して快適な温度・湿度を保てるようにしましょう。
温度調整
水分だけ取るのではなく、塩分や糖分も一緒に摂るようにするのが効果的です。
しかし、甘いジュースなどは大量の砂糖が含まれているので避けたほうがいいです。
薄めたスポーツドリンクや経口補水液をうまく活用するのがオススメです。
塩分・糖分補給
妊娠中だからこその注意点
妊娠初期には熱中症で倒れても、妊婦だと気づいてもらいにくいです。
マタニティマークをつけたり、母子手帳を持ち歩くようにしたり、他の人から見ても妊婦だと気づいてもらえるようにしましょう。
首筋、脇の下、足の付根など、大きな血管が通っているところを冷やすと、身体全体が冷えるので、体に熱がこもっているなと感じたら保冷剤安堵を利用して冷やしてみてください。
気温が高くなる11〜15時前後は外出を避けたほうが無難です。
帽子や日傘などを利用してうまく日を避けて下さい。
また、外出時には無理なスケジュールを組まずに、余裕を持って行動し、疲れを感じる前に休憩をとるようにしましょう。
妊娠中はただでさえ疲れやすく、暑い時期は大変です。
妊娠期間は長いので、どこかのタイミングでほとんどの妊婦さんが暑い時期を乗り越えることになります。
うまく対策をして熱中症を予防しましょう。