2016.07.29 Fri 更新

新生児落屑とは?どんな症状なの?新生児の肌の特徴は?

赤ちゃんの肌はは透明感があってぷっくりとしていて、美肌にみえます。しかし、キレイに見える一方で、とてもデリケートにできています。特に新生児の時は外気に敏感です。特徴をご紹介したいと思います。

胎脂はいつまでついてるの?

お母さんのお腹の中で赤ちゃんを包んでくれていロウ様あるいはチーズ様のクリーム色の脂のことです。
ほとんどの赤ちゃんは生まれた時に胎脂で包まれています。髪の毛や顔、体中にベタベタとついています。
この胎脂には赤ちゃんの肌をうるおしてくれて、乾燥から守ってくれています。

新生児の肌を守る胎脂(たいし)

新生児の肌は、お母さんの胎内から空気や光に初めて触れる時なので、外からの刺激に敏感です。
赤ちゃんの肌の特徴を知って肌トラブルを防ぎましょう。

新生児の肌

新生児落屑は生後1ヶ月のうちに起こり、はがれ始めたら1~2週間程度ですべて剥がれ落ちるのが一般的です。
新生児落屑の原因は、お母さんのお腹の中から外の世界に出てきたことによる環境の変化だと考えられています。
胎児の頃はお母さんのお腹の中は羊水で守られていて、空気や光にふれることで乾燥してしまいます。

新生児の体を守っていた胎脂の影響がなくなる生後1ヶ月以内に突然、皮膚がポロポロと落ちて、その下から新しい皮膚が現われることがあります。
新生児の頃が肌が大きく変化するタイミングです。
新生児落屑(しんせいじらくせつ)」もその一つ。
これは新生児に見られる生理現象なので、心配する必要はありません。

新生児落屑とは?

生まれてからすぐ目で確認できる赤ちゃんの体についている胎脂ですが、生後数日の間に胎脂に含まれた水分が蒸発してクリーム色から透明に変わっていくため、目立ちにくくなります。通常は生後1~2日目には洗い流します、胎脂を残したままにしていると汚れがつきやすいからです。
ただし胎脂を洗い流したとしても、保湿成分はしばらく赤ちゃんの皮膚に残るため、皮膚トラブルは起こりにくいといわれています。

新生児の肌はとてもデリケート

胎脂は、赤ちゃんの皮膚を守るためになくてはならないものです。また、新生児落屑も赤ちゃんの成長にしたがってなくなっていくものですから、むけかけの状態のまま、沐浴の後にベビーローションを塗るなどして皮膚の潤いを保ちつつ、自然にむけていくのを待ちましょう。もし何も刺激を与えていないにもかかわらず、皮膚が赤くただれたり炎症を起したりしたら、早めに小児科を受診してください。その際は、普段使用しているベビーローションを持参しておくといいですね。

胎脂は赤ちゃんの肌を守る大切なもの

生まれた時は、胎脂と呼ばれる成分が体の表面を覆っているので急な乾燥から皮膚を守ってくれていたのですが、胎脂が剥がれ落ちることで、皮膚もむけてしまっているからだと考えられています。
しかし、きれいにしてあげようと無理に皮膚を引っ張ってむいてしまうのはやめましょう。
皮膚が炎症を起こしたり、ただれたりする可能性があります。

新生児の肌は大人の3分の1程度といわれています。ですので、とてもデリケートなのです。外が極端に乾燥していると、新生児のバリア機能が弱いので、すぐに皮膚から水分が蒸発してしまいます。角質層に保持している水分量も少ないため、大人より乾燥しやすいのです。肌が発達するまでは、あっという間に乾燥肌になってしまうのです。

いかがでしたか?
新生児の肌トラブルは誰もが経験しているでしょう。デリケートな新生児の肌は、スキンケアがとても大事。放っておけば、プルプルな美しいお肌が台無しどころか、一生を左右してしまうことも。

3歳までに肌の土台が作られるといわれています。3歳までに肌のトラブルを繰り返してしまいますと、土台がしっかりとせず、
大人になってからも肌のトラブルが起きてしまいます。
将来、肌トラブルを起こさない為にも、お母さんが赤ちゃんの頃からしっかりとケアしてあげましょう。

3歳までのスキンケアで将来の肌が決まる

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