出血
切迫流産の症状や兆候は、主に以下の2つです。
切迫流産の症状
切迫流産とは、妊娠21週6日までの間で、胎児がまだ子宮内に残っているが、流産をしかけている状態のことを言います。
「流産」とは、22週より前に妊娠が終わることを言います。
22週より後、「早産」と呼ばれます。
流産のほとんどが妊娠初期に起こり、切迫流産も妊娠初期に起こりやすいものです。
切迫流産とは?
流産になる場合では、受精卵の段階での遺伝子異常が原因のものが多いです。
他には、以下のような原因があると考えられています。
切迫流産の原因
軽い痛みが次第に強くなったり、突然生理痛のような下腹部痛や腰痛が起こる等、こちらも個人差の大きいものです。
出血と同じように、痛みを感じた時点ですぐに病院を受診するようにしましょう。
生理痛のような下腹部痛、腰痛
切迫流産で最も多い症状です。
出血の量に色は、個人差が大きいものです。
出血で特に注意すべきなのは、鮮血でさらさらした血液が大量に出る場合、何日も続けて出続ける場合です。
すぐに病院を受診しましょう。
妊娠12週以降の切迫流産は、細菌感染などの子宮内の炎症が原因であることが多いようです。
炎症が原因である場合は、投薬による適切な処置を行えまし。
細菌感染はおりものに変化が出る場合が多いので、注意して観察していてください。
気になることがあればかかりつけの医師に相談しましょう。
子宮内の炎症
子宮頸管無力症、子宮筋腫、絨毛膜羊膜炎、絨網膜下血腫などの子宮の病気が関係している場合があります。
妊娠以前より切迫流産の危険因子を持っているという場合もあります。
病気
多胎妊娠
身体の冷えや疲れ、ストレスは免疫力の低下につながるため、切迫流産を引き起こしやすいそうです。
そもそも、体の冷え、疲れ、ストレスは妊娠の身体にとって良いものではありません。
少しの対策で改善できるものでもあるので、注意しましょう。
体の冷え、疲れ、ストレス
単胎妊娠よりもリスクが高いです。
赤ちゃんを1人妊娠するよりも、子宮の負担が大きいので、子宮収縮が起こりやすくなります。
子宮の収縮が起こると、早期に分娩が起こる可能性が高くなります。
切迫流産の治療法
切迫流産を治療して完治する方法はありません。
唯一、対策としてとられている方法が「安静」です。
血腫や赤ちゃんの心拍に異常がみられる場合は入院する必要があります。
場合によりますが、自宅での安静も可能です。
切迫流産の予防法
仕事等の過度なストレスは、流産の確率が高まると言われています。
妊娠中は「ストレス」と「冷え」が大敵とされています。
そのため、「ストレス」と「冷え」がない状態を目指すことが重要です。
ストレスの発散や冷えの解消には、適度な運動をすることがおすすめとされています。
適度な運動でおすすめだと言われているのが、お散歩です。
気分転換を計ったり、血流を良くして冷えを解消することができます。
適度な運動
切迫流産には、絶対に防げるという予防法はありません。
取り組んでおきたい予防法は以下の通りです。
お腹の赤ちゃんが下に降りてきてしまわないよう、長時間の立ち仕事などは避けましょう。
仕事を休まないといけない可能性もあります。
医師の指示に従ってくださいね。
「できるだけ安静にする」ことに努めて下さい。
長時間の立ち仕事はしない
タバコやアルコールをやめる
お腹の赤ちゃんにも自分の身体にも良くないですね。
アルコールもタバコも赤ちゃんの発育不全に影響を与えると言われています。
切迫流産にならないためにも、妊娠中のタバコとアルコールはやめましょう。
いかがでしたか?
「切迫流産」と言われても、まずは心を落ち着けて、体を休めることが大切です。
診察を受け、医師の指示を守って、安静にして過ごしましょう!