2016.08.04 Thu 更新

離乳食を始める前に知っておくべき赤ちゃんにとってNGなことは?

生後半年になると離乳食が始まりますが、牛乳など一般的に口にするものでも赤ちゃんが飲んだり食べたりすると意外にも病気になってしま羽化のスエイがあるものがあります。 では、どんなものに気をつければ良いのでしょうか?まとめてご紹介致します。

避けたほうがいい食べ物

母乳や育児用ミルクなどの乳汁栄養から幼児期に移行するときに離乳食が必要になります。
母乳だけで育てられる期間というのは生後6ヶ月頃までといわれています。
その後は離乳食が必要になるので、人工乳をあげる必要はありません。
それまで母乳で育ってきた赤ちゃんが次のステップに移行するために「食事をする」という行為は大切です。

生後6ヶ月になると離乳食が必要になってくる

生後3〜6ヶ月までの乳児にとって母乳とは最も優れた栄養なのです。
人間に限りず、哺乳動物の母乳とは、その動物の赤ちゃんにとって、必要な栄養バランスが完璧に整っています。
それに、母乳を飲むにはアゴを使う力がいるので、アゴが発達します。
母乳で育った子供はアゴがしっかりしていて咀嚼力がある子が多いそうです。

赤ちゃんにとって最も最適な栄養素が含まれている母乳

1歳を過ぎると、牛乳はそのままでも飲んでもかまいません。
料理などですでに使ったことがあるのであれば、50~100mlくらいを少し温めて飲ませてみてください。

牛乳は確かに栄養価が高い食品ですが、基本的には牛の赤ちゃんに必要なものであって、人間の赤ちゃんには完全な栄養食品ではありません。
人間の乳は牛に比べると糖質が1.5倍多く、タンパク質やミネラルは約1/3しかありません。
乳児用粉ミルクは厚生労働省が「母乳及び乳児用調製粉乳の成分組成と表示の許可基準」を定めており基準値が設定され、品質が保たれているのです。

赤ちゃんにとっては、牛乳のタンパク質は、未熟な腸に負担をかけアレルギーの原因になるともいわれています。
1歳になる前に必要以上の牛乳を与えてしまうと、鉄欠乏貧血になる可能性もあるのです。
粉ミルクとは似ているようで違うものなのです。

牛乳

離乳食の時期の赤ちゃんに食べさせてはいけないもの、食べさせないほうがいいものがあります。

その他に注意することは?

大人であればボツリヌス菌は簡単に体の中で滅菌してしまえますが、小さな赤ちゃんは腸内環境が整っていないため、体内にボツリヌス菌が入ると体の中で繁殖してしまうからです。
1987年に当時の厚生省から『蜂蜜製品を乳児に与えるべきではない』との指導があり、付けられている表示です。

ハチミツにはボツリヌス菌が潜んでいる可能性があるのです。
これが赤ちゃんにとっては非常に危険なのです。

ハチミツ

・お母さん(家族)のスプーンやお箸などのもので食べさせない
・硬いものを口で噛み砕いて与えない
・熱い食べ物や飲み物をフーフーしてから与えない

熱いもの冷ましてあげるためにをフーフーすると、虫歯菌が移ってしまうので注意が必要です。
唾液を通して、虫歯の原因となる「ミュータンス菌」が感染するといわれます。
次のような行為はしないようにしましょう。

フーフーしない

笑顔で接する

他にもピロリ菌の感染も危惧しなければいけません。
ピロリ菌の感染経路は「ヒトからヒトへの経口感染である”と推定されています(日本消化器病学会)」つまりは感染症の原因となる細菌などが混入した飲食物などを摂取することで感染してしまう…ということになります。

親の態度によっては赤ちゃんにはストレスになる場合も
赤ちゃんにとってはお母さん、お父さんの顔が無表情、または無反応でいることはとてつもなくストレスになります。

日常的にそのような態度をとっていると、赤ちゃんの成長にも悪影響を及ぼしてしまいます。

離乳食を食べてもらえなくて不安、心配になることもあるかと思いますが、いつまでも何も食べない子供はいないので、無理のない範囲で笑顔で過ごし、根気強く続けていくことが大切です。

いかがでしたか?
離乳食の時期の赤ちゃんにはやってはいけない事、知っていただけたでしょうか。
赤ちゃんはまだ消化器官も未発達で非常にデリケートなので、ぜひ、子育て中のお母さん、お父さんには気をつけて大事に育ててあげて頂きたいと思います。

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