2016.08.19 Fri 更新

妊娠中のお酒との付き合い方についてのまとめ

妊娠すると、喫煙はもちろん、飲酒も控えた方がよいと言われます。ですが、お酒が好きな人からすると、なかなかすぐには実行できるものではありませんよね。でもお腹の中の胎児のことを考えると、飲酒も続ける訳にもいけません。そこで今回は、そんなお悩みをお持ちの方や、これからまさに飲酒を控えようとしている方へ、妊娠中のお酒との上手な付き合い方について、まとめてみましたので、是非参考にしてみてください。

絶対に飲酒はダメなの?

それどころか、アルコールの影響により、胎児を奇形にしたり(目安として1日6杯以上の飲酒)未熟児など産まれてくる子へのリスクになる可能性を孕んでいます。
量を飲み過ぎると(目安として1日8杯以上の飲酒)胎児アルコール症候群の発症率が3〜5割アップするとも言われています。

妊娠中のアルコールを摂取すると、胎盤を通って胎児へ届いてしまいます。
胎盤は胎児とのフィルターのような役割をしていますが、アルコールは有害物質として遮断されず、そのまま入ってきます。
つまりお母さんがアルコールを摂取することで、胎児も一緒にお酒をたしなんでいることになります。

そもそもなぜ妊娠中の飲酒は控えるべきなのか。
そこをまずは説明していきたいと思います。

妊娠中の飲酒について

胎児性アルコール症候群について

上記に記したように、量を守ればお酒も嗜むのは問題ありません。
むしろお酒好きの人が、無理して禁酒をはじめるとストレスになります。
そういった意味では、量を守り楽しむ程度でしたらリラックス効果にも繋がります。

少量のアルコールはリラックス効果も

目安としては、妊娠初期は1日にグラス1〜2杯程度、中期以降は1日1杯まで程度が、望ましいでしょう。
もっと安全な飲み方は、1週間に1度、グラス1杯程度でしたら胎児へも悪影響はないと思われます。

アルコール摂取による胎児への影響は考えられるものの、絶対にダメかというとそうではありません。
特にお酒が好きな人からすると、そんな急にはやめられないと思いますので嗜む場合は量を守って、楽しみましょう。

少しの量を嗜む程度に抑えていても、絶対に控えてほしいお酒もあります。
それは蒸留酒など度数の強いお酒です。

飲んではいけないお酒

胎児性アルコール症候群とは、アルコールの影響で胎児の発育が遅れ、脳の発育が不十分になりその結果、言語や学習に障害を持って産まれるなどの症状です。
実際に胎児性アルコール症候群を患った胎児は、頭の大きさが通常よりも小さかったり、産後も入院が必要だったり、障害児として産まれてきます。
そういったリスクを回避する為にも、アルコールは飲まない、飲むとしてきちんと量を守るようにしましょう。
中には量を守っていても、個人の体質や代謝の問題もありますので、どの程度の影響を与えるかは個人差があります。

例えば、ウォッカ、テキーラ、ラムなどです。これらの強いお酒はダイレクトに胎児へ届きますし、カクテルにも使用されていることが多いので、気をつけてください。
特にカクテルだと飲みやすいように味付けされていますので、つい量を飲みがちですが摂取にが慎重になってください。

当然ですが、転倒等の危険もありますので、酔っぱらうまで飲むなんてことは論外です。
妊娠中は色々と制限に感じることもあるかと思いますが、上手く付き合って元気な赤ちゃんを産みましょう!

妊娠中に1番よいのはもちろん、禁酒です。
ですが、お酒好きな方はなかなか厳しいでしょうから、ストレスにならない程度に我慢して、量を守ってたまに嗜む程度をオススメします。

最後に

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