2016.09.02 Fri 更新

異所性蒙古斑は大人になっても残る?原因や治療方法について

異所性蒙古斑って知っていますか? 通常の蒙古斑はほとんどの赤ちゃんに現れますが、まれに腕や足、お腹、胸などにできることがあり、これを異所性蒙古斑と言います。今回は異所性蒙古斑の特徴や治療方法について詳しくご紹介します。

異所性蒙古斑は通常の蒙古斑と違い、おしりや背中、腰以外の部分に現れます。
出来る場所は顔、腕や足、お腹、胸など様々です。
原因は通常の蒙古斑と同じくメラノサイトの影響です。

異所性蒙古斑とは?

通常の蒙古斑は、生後1週間から1ヶ月頃までに赤ちゃんのお尻や背中に集中して出来る青いアザのようなものです。
これはメラノサイトの一種で、皮膚の真皮といわれる部分に色素細胞が増殖することによって起こります。
日本人の赤ちゃんのほぼ100%に現れ、1歳頃に最も濃くなり、範囲は2歳頃にピークを迎えると言われています。
通常は学童期頃までに自然に消えてなくなります。

そもそも蒙古斑って何?

異所性蒙古斑もその大半は学童期までに自然に消失しますが、なかには青いシミが学童期になっても残る場合もあります。
それも成人までに消えることが多く、成人期まで残るのは全体の3〜4%程度です。
放置しておいても結構ですが、衣服に隠れない部分にアザがあるなど、患者に精神的苦痛が発生する場合は治療の対象になることもあります。

異所性蒙古斑の治療方法

異所性蒙古斑は出来る部位などによって呼ばれ方が異なります。
顔にできる「太田母斑」や、方から肩甲骨にかけて出来る「伊藤母斑」、ほくろのような「青色母斑」などがあります。
青色母斑はしこりのように盛り上がるのが特徴です。

異所性蒙古斑の種類

近年では医学の進歩によって、痕を残さずに治療ができるようになってきました。

レーザー治療

原因となっているメラノサイトだけを破壊することが出来るレーザーを当てて治療します。
レーザー治療は痛みを伴うため、局所麻酔を施します。
年齢によっては全身麻酔下で行われることもあります。
一回で消えない、あるいは広範囲の異所性蒙古斑の場合は、数回に分けて治療を行います。
個人差はあるものの、ほとんどのケースで非常に綺麗に消えるそうです。

切開手術

青色母斑の場合、レーザー治療が有効でないことが多いので、最悪の場合は手術によって切除をすることもあります。

異所性蒙古斑の治療にかかる費用

レーザー治療というと非常に高額な印象がありますが、異所性蒙古斑の治療は健康保険が適応されます。
一回のレーザー照射につき6000〜12000円程度だそうです。
金額は全身麻酔下かどうか、何回治療するかによって変わります。
子供用の医療保険に加入している場合は、異所性蒙古斑のレーザー治療が対象になるかどうか確認してみましょう。

レーザー治療のデメリット

レーザー治療の効果は高いですが、子どもにとって痛みを伴うのは大変かもしれません。
また、治療後に注意するべき点は日焼けです。
治療後にしっかり日焼け対策をしなければ、かえって色素沈着する場合があります。
また、治療前に異所性蒙古斑の部分を日焼けしてしまうと、レーザー治療の効果が得られない場合がありますので注意しましょう。

まとめ

異所性蒙古斑は放置しても合併症が起きるなどの危険はありません。
通常の蒙古斑と同じく、自然に消えていくことも多いのですが、目立つ部位にできた場合、お子さんによっては一生外見に悩むかもしれません。
10歳前後を目安として全く変化が無いようであれば、本人が気にしているかどうかなど含めて、医師と相談の上で治療を検討しましょう。
また、青いシミは全て蒙古斑というわけではなく、別の疾患が潜んでいることもあるので、早い段階で一度は皮膚専門医を受診しておきましょう。

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