姿勢の変化
赤ちゃんは一日の内の多くの時間を寝て過ごしますが、まだ睡眠のリズムが整っていないので眠りが浅く、ちょっとした変化にも目をさましてしまいます。
なので、抱っこされている状態の暖かい腕の中から布団に置かれた時の肌に感じる温度の変化で起きてしまうことがあります。
温度の変化
抱っこの状態だとすやすや寝てくれるのに、布団に置いた途端にギャン泣きなんていうこともある背中スイッチ。
毎晩のように何度も背中スイッチが発動してしまうと、ママは家事や休憩もできないし体力的にも辛くなってきて、どんなにかわいい我が子でもついイライラしてしまうこともあるのではないでしょうか?
では、どうして置いた瞬間に起きてしまうのか、その原因を見ていきましょう。
背中スイッチって何で起こるの?
小さな赤ちゃんはまだ自分では何も出来ず、無防備で一人では生きられません。
そのことは赤ちゃんも本能的に知っているので、泣いて気持ちを伝えます。
ミルクがほしい、おむつを変えて欲しい、さみしいなど誰かを呼ぶための方法として、言葉を話せない赤ちゃんは泣くのです。
ひとりになりたくない
赤ちゃんはママの肌に触れて抱っこされているのが大好きです。
ママの柔らかい腕に包まれ安心して気持よく眠っていたのに、布団に置かれると体に感じる感触が違うので、その変化で赤ちゃんが起きてしまいます。
感触の変化
抱っこの状態では、縦抱きでも横抱きでも赤ちゃんの背中は少し丸まったような状態になっています。
しかし、布団に置くと背中が伸び姿勢が変わるので、この変化を赤ちゃんが感じ取ることで目をさましてしまうことがあります。
赤ちゃんをくるんで抱っこする
背中スイッチを発動させないためには?
布団に置かれるとママが離れていってしまうのを感じ取った赤ちゃんは、一人にしないでという気持ちを泣いて伝えるのかもしれません。
月齢の小さな赤ちゃんの場合には、おくるみやタオルを使って赤ちゃんをくるんでから抱っこする方法が効果的です。
くるんだまま抱っこして寝かしつけ、そのまま布団に置くことで、温度や感触の変化を感じにくいので、赤ちゃんが起きてしまうのを防ぐことが出来ます。
赤ちゃんをクッションに乗せて、そのまま抱っこして寝かしつけます。
クッションを使うことで布団に置いた時に姿勢が変わるのを防ぐことができますし、いつも使っている授乳クッションなどは赤ちゃんが慣れ親しんだ感触と匂いで安心感を与えてくれます。
クッションごと抱っこする
また、ほどよく赤ちゃんの手足を固定してあげることで、モロー反射でビクッとなって起きてしまうのも防ぐことができます。
赤ちゃんを寝かしつける度に抱っこしているとママの体への負担も大きく、腕や手首を痛めてしまうこともあります。
抱っこして寝かしつけても布団に置いたら起きてしまうなら、最初から寝かせた状態で添い乳などで寝かせてみるのも一つの手でしょう。
しかし、同じ方のおっぱいばかりあげたり、吸い残しがあると乳腺炎になってしまう可能性もあるので、注意が必要です。
抱っこで寝かせない
いかがでしたか?
赤ちゃんが寝てくれないとやりたいこともできないし、疲れも溜まってしまってついついイライラしてしまいます。
何で寝てくれないの?どうしたら良いの?と自分を追い込んでストレスになってしまうことも。
でも、赤ちゃんを育てるのは大変ですが大切な仕事です。
パパや家族、周りの人にも手伝ってもらいながら、多少のことは仕方ないと割りきって気持ちを切り替えることも大切です。