流産や先天性疾患
これから妊娠・出産を考えている人は、卵子が老化することのリスクをきちんと知っておきましょう。
卵子老化によって引き起こされるリスクは以下の通りです。
卵子老化によって引き起こされるリスク
卵子は産まれたときから体内にあり、年齢と共に老化します。
卵子はきれいな円形をしているのですが、老化するに連れて徐々にいびつな形のものが増えていきます。
この状態は「卵子が老化する」「卵子の質が悪くなる」等と言われています。
卵子の質って?老化って?
卵子が老化する原因
20代の卵子はキレイな円形のものがほとんどです。
そして、30代後半になると楕円形やいびつな形のものが多くなっていきます。
形の整っていない卵子は、「受精しにくい」「細胞分裂しにくい」「着床しにくい」とう特徴があり、妊娠確率が下がってしまいます。
妊娠する確率の低下
卵子が老化する過程で遺伝子が何らかのダメージを受けてしまい、胎児の染色体異常が起きる割合が高まるそうです。
そのため、自然に流産してしまう確率が全妊婦の10~15%に対して、30代後半以降は20~40%まで高まります。
また、出産を無事に迎えられたとしても、染色体異常が原因の先天性疾患を発症する確率が上がってしまうのです。
タバコ・アルコール
ストレスを感じると、活性酸素が体に溜まりやすくなります。
やはり、ストレスを解消していくことは大切なようです。
ストレス
卵子の老化は、「体が酸化すること」が原因の一つだと言われており、体の酸化を引き起こす「活性酸素」を体に溜めてしまうことが、卵子の老化につながるようです。
卵子が老化する原因は以下の通りです。
ストレスを解消する方法に、タバコやアルコールを利用する方は多くいます。
ですが、タバコやアルコールは活性酸素を増やす原因です。ストレス解消で老化の加速になることもあるので、気をつけてくださいね。
化学薬品・食品添加物
車の排気ガスを吸ったり、紫外線を浴びたりすると活性酸素が溜まってしまいます。
完全にゼロにするのは難しいですが、日常の生活から気をつけるようにしてくださいね。
紫外線・車の排気ガス
卵子の老化を防止する生活習慣
化学薬品や食品添加物は、活性酸素を溜める原因の1つです。
全く摂取しないようにするのは難しいですが、なるべく避ける努力をしましょう。
一度衰えてしまった卵子を若返らせることは難しいので、老化のスピードを抑えることが重要です。
卵子の老化を防止する生活習慣は以下の通りです。
禁煙
頭を空っぽにしてなにも考えないことは、精神は安定し、活性酸素が溜まりにくくします。
自分がストレスを溜めていることを自覚して、一度精神を落ち着かせましょう。
精神を落ち着かせる
タバコの煙に含まれる有毒物質は、体内に活性酸素が溜めていきます。
この有毒物質は、副流煙にも含まれているので、注意してくださいね。
身近な人がたばこを吸う場合、禁煙してもらうか、近くで吸わないように気をつけてもらいましょう。
抗酸化作用のある食材を積極的に摂るようにしてください。
特に、バナナ、カボチャ、アボカド、オリーブオイル、大豆は抗酸化作用が強い食材です。
食事をする時も、野菜を先に食べるように習慣づけてくださいね。
野菜中心の生活をする
運動する
通勤やお出かけの時は階段を使うようにする、少し早歩きをする、いつもは自転車を使うお買い物に歩いて行く等、日々の生活にちょっとした運動を取り入れるようにしましょう。
適度な運動は、ストレスの解消につながります。
おしゃれをする
おしゃれをすることは、気持ちがあがり、ストレス解消につながります。
思いっきり衝動買いをすることも、ストレス解消になりますよ。
いかがでしたか?
ストレスを溜めず、精神を落ち着かせることは、卵子老化の防止に効果があります。
睡眠や運動などの生活習慣、栄養バランスの良い食事を摂る等して、健康的な生活を送ってくださいね。