2016.10.29 Sat 更新

赤ちゃんの夜泣きの放置。メリットとリスクについてまとめました。

子育て中のお母さんとお父さんを悩ませる「赤ちゃんの夜泣き」。 いくらあやしても泣き止まない…一体どう対応したら良いのか…と悩んで途方に暮れてしまいますよね。 海外では、赤ちゃんが夜泣きしても泣き止ますのではなく、放置するのが基本だそうです。 夜泣きは、どのように対処したらいいのでしょう? 今回は「赤ちゃんの夜泣きの放置」についてご紹介します!

夜泣きの放置ってどうなの?

夜泣きは生後3~4ヶ月頃から始まります。ピークは7~9ヶ月頃で、2歳までにはほぼ終わると言われています。
1歳半くらいになると、ほとんどの赤ちゃんが夜泣きをしなくなると言われていますが、2歳を過ぎても夜泣きをすることがあります。
そんなときは、成長のための環境を見直してみてくださいね。
この場合、生活リズム(睡眠のサイクル)が確立されていないから、夜泣きをしているのだと考えられます。

いつからいつまで?

夜中、急に泣き出し、原因がないのに泣き止まない状態のことを「夜泣き」と言います。
生後2~3ヶ月から1歳半くらいの赤ちゃんにみられることがほとんどです。
泣き方に個人差があり、火がついたようにわっと泣き出す子もいれば、グズグズと静かに泣く子もいます。
明確な原因は、未だに分かっておりません。この方法をとれば、絶対に泣き止む、という解決法はありません。

夜泣きとは?

あまり知られていないことですが、夜泣きを放置することには、メリットがあります。
夜泣きの放置のメリットは、以下の通りです。

夜泣きの放置のメリット

ここで説明する「夜泣きの放置」は、どんなに試行錯誤しても泣き止んでくれないから、あえてそのまま泣かせて見守っておくことを指します。
泣いたからといってすぐに抱っこするのではなく、少し泣かせてから様子を見に行きましょう。
赤ちゃんが眠るまで声かけをしたり、赤ちゃんを安心させてあげてくださいね。

海外では、夜泣きをしても放置が基本だそうです。
赤ちゃんが泣いたらすぐに対応する、という文化のある日本では少し考えにくいことですね。
夜泣きの放置をしたら、周囲の人から「赤ちゃんを放っておくなんて!」と批難されるかもしれませんが、赤ちゃんの夜泣きは見捨てることではありません。

実は、赤ちゃんは「お母さんとお父さんは、自分が泣けば飛んで来てくれるのかどうか」を観察していると言われています。
「泣いたら抱っこしてあやしてくれる」ということを覚えると、それ以外の方法では泣き止まなくなってしまい、泣いたら抱っこしてあげないといけない状況を作ってしまいます。
夜泣きを放置することにより、赤ちゃんは、「泣いたら抱っこしてくれる」以外の方法で泣き止むことを覚えていきます。

お母さんも寝ることができる

「赤ちゃんが泣いたからすぐに抱っこしてあやす」ことは、赤ちゃんに安心感を与え、健やかに育つ為になくてはならないことです。ですが、自分の思い通りにいかないことがあることを教えないといけません。
ある程度放っておかれることに慣れていないと、ちょっとしたストレスに対応できなくなるそうです。
抱っこ以外の泣き止ませ方を持っておくと、赤ちゃんと自分のためになりますよ。

ストレス耐性を育てる

産後クライシスの危険性を下げる

夜泣きを放置することによってメリットもあればデメリットもあります。
夜泣きを放置したときに起こるリスクは、以下の通りです。

夜泣きの放置のリスク

出産後、育児の知識量や赤ちゃんに接する時間の差などから、夫婦仲が悪くなる状態が「産後クライシス」です。
一説では、産後クライシスを招く原因のひとつに「赤ちゃんの夜泣き」があると言われています。

とある研究で、「夜泣きを適切なケアがないまま放置すると、10歳までに様々な健康上のリスクが高まる」という報告がありました。アレルギー性鼻炎や食物アレルギーなどの発症率が高まるそうです。
寝背赤ちゃんが泣いているのかを観察したうえで見守るようにしてくださいね。

アレルギーが起きやすくなる

サイレントベビー

泣いても誰も反応してくれなかったり、世話をしてくれないことで、欲求を抑制してしまい意思表示を全くしなくなる赤ちゃんのことを「サイレントベビー」と言います。
ここでの「夜泣きの放置」は、赤ちゃんを放っておくことではありません。
昼間もしっかりとコミュニケーションを積み重ねているのであれば、心配する必要はないかと思います。

いかがでしたか?
夜泣きは、親の睡眠時間を削るものでもあるので、親の気持ちや精神状態に大きく影響します。
ゆったりした気持ちで赤ちゃんに接してあげられるように、工夫するようにしてくださいね。

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