2016.05.18 Wed 更新

ボトックス注射について。その効果と妊娠中にした場合の影響について

ボトックスとは、筋肉と神経の結合部に作用し、局所的に筋肉の収縮を抑制します。ボトックスを注入し筋肉のバランスをコントロールをすることで、表情じわを軽減します。また、えらをなくす、あごを細く尖らせるなどの小顔効果や、脇に注入することで多汗症の改善などの効果も得られます。しかし、このボトックス注射、妊娠中に行っても良いのでしょうか。どのような危険性があるのかご説明していきます。

ボトックス注射の効果

最近大注目されている、アンチエイジング方で、切開の必要がない施術方はプチ整形と言われていますが、このボトックスもその代表的な施術の一つです。
最近は手軽さや価格の手ごろさから、施術を受ける女性は年々増加しています。先述した、「アセチルコリン」の伝わりを弱める働きをするのが「ボツリヌス菌毒素」です。
これは空気に触れないところで繁殖するため、皮膚の下で繁殖します。この性質を利用したのが、ボトックス注射です。

ボトックス注射って?

ボトックスと言われても、聞いたこと無い人もいるのではないでしょうか?
ボトックスとはタンパク質の一種で、神経伝達物質「アセチルコリン」の伝わりを弱める働きがあります。
例えば、筋肉が緊張している部分にボトックスを注射すると、筋肉を動かせ!という命令が弱められ、筋肉がリラックスした
状態になります。眼科や神経内科において、筋肉の活動亢進から起こる疾患に対して多く用いられています。
日本でも眼瞼痙攣の治療薬として、厚生労働省の許可を受けておりその安全はすでに確率されています。現在、美容目的で約70ヶ国で仕様されており、最近ではその手軽さが話題となり、人気を集めています。
また近年、多汗症の治療など様々な医療への応用の可能性が注目され、
世界中で研究が続けられています。

ボトックスって何?

妊娠中のボトックス注射の影響は?

的確に、しかも自分が気になる箇所に注射するだけで様々な効果がきたいできるなんて、夢のようですね。
ですが、効果は半永久的ではないんです。
体質によっても異なりますが、平均的に術後3ヶ月〜1年くらいで
効果はなくなるようです。維持したいのであれば、定期的に注射しましょう。

効果の持続期間

例えば眉間のしわ、額のしわ、目尻のしわ等、気になる部分にボトックス注射をすることで、ハリが出てきてアンチエイジングに効果抜群です。人によっては、10歳ほど若返って見える人もいるといいます。
適切な量を、適切な筋肉内に注入すれば、注入後の腫れや痛みはほとんどありませんので、安心して使用できます。
また、えらが気になる人は筋肉に注射することで、小顔効果があったり、脇下に注射すれば、多汗症の改善にもつながります。

仮に妊娠中にボトックス注射を受けてしまった場合は、すぐに医師に相談しましょう。
それまで定期的に注射して美を保ってきたという方も、妊娠中の体は自分一人のものではなく、お腹の中の胎児と2人の体で、2人で生活しているのと同じですので、その意識を忘れないでください。
妊娠中に最優先すべき事は、安全に健康な赤ちゃんを産むということですので、そこに向けて頑張って下さい。

ハッキリとしたデータが無いとはいっても、妊娠中は体の抵抗力が弱まっているときなので、麻酔やボトックスが悪い影響を及ぼさないとは言い切れませんので、控えるようにしましょう。

結論から言いますと、妊娠中や妊活中に方にはおすすめしません。なぜかといいますと、現段階ではボトックス注射に関しての妊娠や出産後のデータが十分にないので、どのような影響を及ぼすかまだハッキリと分かっていないのが実際のところです。
問題なく妊娠、出産に至ったという人もいますが、ボトックス注射が美容整形に使用されることになったのは最近のことなので、ハッキリとしたデータがない以上、
またボトックス注射の効果が強く出る内は避妊するよう(目安として3ヶ月)すすめられています。

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