睡眠周期が短い
子供は代謝が活発であり、皮膚が薄く、大人よりも平熱が高いです。
特に眠っているときは汗をかきやすく、身体が熱くなりやすいのです。
体温を調整するために、布団を蹴ったりはいだりすると言われています。
体温が高い
冬の夜、子供が布団を蹴ってはいでいるのを見ると「寒いだろう…」と思うことがよくあります。
なぜ子供は寝ている間に布団を蹴ったり、はいだりするのでしょうか?
原因は以下の通りだと言われています。
子供が布団を嫌がる原因
子供が布団を嫌がるときの対処法
子供の成長に欠かせない成長ホルモンは、睡眠中に身体の深部体温が下がることで、多く分泌される仕組みです。
身体の深部体温が下がると、深部からの放熱によって体の表面温度が上がります。
そうして暑さを感じるようになり、布団をはがしたり寝返りをうったりして、体温を調整するのです。
成長ホルモンの影響
子供は大人より睡眠周期が短いと言われています。
大人の睡眠周期は約90分ですが、2~5歳頃の子供の睡眠周期は60~80分だと言われています。
この睡眠周期で、ノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返しています。
レム睡眠の直後には、軽く目を覚ましたり、寝返りをしたりすることが多くあります。
睡眠周期が短い子供は、そのタイミングで布団を蹴ってしまうようです。
眠る部屋を温め過ぎない
赤ちゃんは体温調節がうまくできないので、外の気温に影響されて、体温が変動します。
布団を蹴ったから、とそのままにしていると、赤ちゃんはあっという間に低体温になってしまいます。
授乳やオムツ替えのタイミングで、赤ちゃんがちゃんと布団をかけているかどうか、チェックするようにしてくださいね。
こまめにチェックする
原因は分かりましたね。
子供があまりにも布団を嫌がったり蹴ったりするするときには、以下のポイントに気をつけてみてくださいね。
子供は、眠る前に自分の体温を下げて、眠りに入りやすくしています。
眠るときに部屋の温度が高過ぎると、体温が低下しにくくなり、汗をかいて安眠できなくなります。
冬に暖房器具を使うときは、子供が寝る少し前に寝室の暖房を切って、就寝中も消しておくと布団をちゃんと着ていてくれることが多いようですよ。
心地よい素材に変える
子供は体温が高く汗をかきやすいです。
そのため、布団をかけ過ぎると、暑がったり、布団の重みに負担を感じたりします。
大人の掛布団よりも、少し薄目の掛布団を使うようにしましょう。
布団をかけすぎない
いかがでしたか?
2歳頃になると、体温調節中枢が発達するので、子供が夜中に布団をかけていなくても、あまり気にしなくても大丈夫ですよ。
2歳になるまでは、自分で布団をはがすことができないことがほとんどです。
布団の中が暑過ぎないかどうか、こまめにチェックしてあげてくださいね。
子供は眠っている間、汗をたくさんかきます。
そのため、汗を吸湿しにくい素材の衣類を身につけて寝ていると、不快感が増して深い眠りが妨げられてしまいます。
この不快感から寝返りをしたり、布団を蹴ったりするのです。
シーツやタオルケット、下着やパジャマは、汗を吸収しやすい綿や天然素材のもの、通気性の良い素材を選んであげましょう。