2016.11.12 Sat 更新

出産が近付いたサインの1つである「おしるし」。おしるしの特徴は?

臨月を迎えると、出産が近付いたサインの1つである「おしるし」が起こります。 「おしるし」という言葉は、一度は耳にしたことがありますよね。助産師や先輩ママの話でもよく出てくる言葉だと思います。 赤ちゃんからお母さんに送る出産が近づいたサインであるおしるしを見逃さないためにも、見分けるポイントについてまとめてみました。 今回は「おしるしの特徴」についてご紹介します!

おしるしが現れてからすぐに陣痛がくるとはかぎりません。
数日以内に陣痛が始まることが多いのですが、陣痛まで一週間かかることもあります。
こちらは個人差が大きいものです。
落ち着いてお産が始まるのを待つようにしましょう。

陣痛はすぐにくる?

また、臨月になり出産が近付くと徐々に赤ちゃんの位置が下の方へと下がってきます。
この時、子宮の壁と赤ちゃんを包んでいる卵膜が擦れ、少量出血し、流れ出ることがあります。
おしるしは赤ちゃんが産まれる準備をしていることを知らせてくれる大事なサインだと言われています。

おしるしとは、子宮口が開き、卵膜が剥がれたことによって起こる出血のことを言います。
お腹の張り等の子宮の収縮や子宮口がすこしずつ開いていくことによって、赤ちゃんを包んでいた卵膜が子宮から剥がれます。
子宮から卵膜が剥がれるそのときに少量ですが、出血します。
この出血と子宮頸管の粘液が混ざり合って、「おしるし」として出てくるのです。

おしるしとは?

おしるしの特徴

入院セットをまとめいつでも移動できるよう準備をしておいてくださいね。
緊急連絡先やタクシー会社の連絡先がいつでも分かるようにしておきましょう。
ですが、破水が起こる可能性があるので、遠出は控えるようにしてくださいね。

おしるしがあったら、ソワソワして落ち着かないでしょう…。
まずは深呼吸をして、心を落ち着かせてリラックスしてくださいね。
破水がまだしていなければ、シャワーや入浴も大丈夫ですよ。
いつでも出産へむかえるよう入院セットの準備ができているかを確認しましょう。

おしるしがあったらどうすればいい?

おしるしは一般的にピンクや茶色、褐色をしています。
個人差が大きいので、透明だったり鮮血だったり様々です。

おしるしが実際にあっても、本当におしるしなのか、それとも不正出血なのか分からないという方も多くいます。
おしるしに似た症状でもすぐに受診したほうがいいこともあるので、おしるしの特徴を知り、対処できるようにしましょう。
特徴は以下の通りです。

下着やトイレットぺーパーに少量付く程度だと言われています。
ですが、こちら個人差が大きく、気がつかないくらい少量の場合や生理ぐらいの量が出る場合もいます。

粘り気がある事が多く、どろっとした卵の白身のようなものが出ることがあります。
出血が多い場合、粘り気があまりないようです。

粘り気

回数

間違えやすい症状について

すぐに本陣痛が始まる場合もあれば、何度もおしるしがある場合もあります。
おしるしがなく陣痛が始まる場合があるため、個人差が大きいのです。

おしるしに似た症状で、注意が必要な症状や今すぐに受診が必要な症状もあります。
その症状は以下の通りです。

前置胎盤

出血が続き、腹痛を伴う時は「常位胎盤早期剥離」の可能性があります。
下腹部に持続的な痛み・お腹が硬くなる・腹を押さえると痛みがある・出血・胎動の減少等が見られたら、常位胎盤早期剥離の可能性が高いです。
母子ともに危険な状態になるので、すぐに病院へ連絡し、救急車で産院へ向かうようにしましょう。
すぐに帝王切開をし、出産することがほとんどです。

常位胎盤早期剥離

前置胎盤は胎盤が子宮の出口をふさいでいたり、かかってしまっていたりするので、少量の出血でも大出血の前兆である恐れがあります。すぐに病院へ連絡してくださいね。

いかがでしたか?
おしるしは個人差が大きいため、なかなか自分では判断できないことはありますよね。
心配な時は自己判断しないで、助産婦さんに連絡し、相談するようにしてくださいね。
あと少しで出産がはじまるので、心穏やかに落ち着かせて、赤ちゃんとの対面を待つようにしてくださいね。

ランキング

ページトップへ