2016.11.13 Sun 更新

トリコモナス膣炎は放っておくと不妊の原因に?症状・原因・治療法

トリコモナス膣炎は性感染症の一つです。クラミジアやカンジダと比べると知名度が低い病気ですが、治療せずに放置しておくと不妊症の原因にもなる怖い病気です。今回はトリコモナス膣炎について、詳しくご紹介します。

もちろん性交渉による感染リスクが一番高いので、感染が判明した場合はパートナーと同時に治療を開始することが推奨されます。
女性のみが治療しても男性側に保菌がみられると、治癒後に再度感染してしまうリスクがあるからです。

トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫が性器内に入り込むことが原因ですが、感染経路は性行為だけではありません。
トリコモナス原虫は寄生している宿主の体外に出ても、水のある場所であればしばらくの間生存できます。
そのため、便器やお風呂場、プールなど、水がたくさんある場所、またはタオルや下着の使い回しによって感染する可能性もゼロではありません。
ごくまれに出生時の母体から感染する場合もあるとされています。

トリコモナス膣炎の原因

トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫が性器内に入り込み膣内で増殖して起こる性感染症です。
トリコモナス原虫は肉眼で見分けることができない原虫(ゾウリムシのようなもの)です。
膣の表面で分泌されるグリコーゲンをエサにしてどんどん増殖し、膣内のバランスを保っているほかの常在菌などの活動を抑制し、炎症を引き起こします。
特に妊娠中は膣の自浄作用が低下することによって、このトリコモナス膣炎に感染しやすくなっているので注意が必要です。

トリコモナス膣炎とは

膣内が赤く偏食する発赤や、子宮頸部に点々とした出血斑が現れることもあります。
男性にはほとんど症状が出ませんが、尿道炎の症状が出る場合もあります。

感染後5日〜1ヶ月の間で発症し、膣内が炎症を起こします。
おりものが悪臭を発し、黄色・淡い灰色で泡だった状態になります。
さらに外陰部の腫れや痛み、かゆみ、ただれなども現れ、排尿時や性交時に痛みを感じることもあります。

トリコモナス膣炎の症状

おりものの異常や性器のかゆみを感じたら早めに婦人科で検査を受けましょう。
最近ではインターネットで性病検査キットを取り寄せることもできるので、忙しい方やどうしても恥ずかしいという方は利用してみてはいかかでしょうか?

症状の強さには個人差があるため判断は難しいです。
患者のおおよそ半数程度には自覚症状がないといわれています。
治療せずに放っておくと炎症が卵管まですすみ、不妊症や早産、流産をまねく可能性もあります。

検査は、膣分泌物を直接調べてトリコモナス原虫がいるかどうかを確認します。
トリコモナス膣炎と診断された場合は薬物療法になり、チニダゾールやメトロニダゾールという薬を使用します。
膣に入れる膣錠か内服になりますが、妊娠中の女性に内服薬は禁忌とされているので必ず膣錠になります。
妊娠をしている場合は医師にその旨を伝えましょう。

トリコモナス膣炎の検査・治療法

また、薬は症状が収まってからも指定された期間、処方された分量は飲みきりましょう。
自覚症状がなくなったからといって服用を止めると再発を起こし、自覚症状のないまま不妊症を引き起こす可能性があるので自己判断は禁物です。

トリコモナス膣炎の予防法

性行為によって感染することが多いので、不特定多数との性行為は避けましょう。
膣や性器の洗いすぎで自浄作用を低下させてしまう事もあるので気をつけて下さい。

このまとめに関する記事

ランキング

ページトップへ