子宮口が開くときは、痛い?
この時期には赤ちゃんも子宮内で下降し、さらに子宮口が刺激されて開いていきます。
子宮口が開き、赤ちゃんの下降がもっと進む、という流れで出産が始まります。
子宮口には、赤ちゃんに近い側の「内子宮口」と外界に近い「外子宮口」があります。
出産が近づいてくると、ホルモンの分泌によって産道となる子宮頚管の筋肉が柔らかくなり、内子宮口、外子宮口の順番で開きます。この両方が開いた状態が「子宮口が開く」と言われている状態です。
前述した通り、子宮口は、お産のときに開いて赤ちゃんが産まれる通り道です。
臨月を迎えて出産が近づいてくると、出産するための身体の準備が進み、子宮口が自然と開きます。
子宮口が開くってどういうこ
子宮口が3cmまで開いている状態です。
子宮の収縮は弱いため、自覚できる不快な症状はありません。
この期間は数時間で進行する人もいれば、数日から数週間かけて進行する人もいます。個人差のある期間です。
準備期
子宮口が10cm程度開いていると、赤ちゃんが通れると言われています。
子宮口の開き方や段階は以下の通りです。
子宮の開き方
臨月の子宮口が徐々に開く段階では、自覚症状がほとんどありません。
痛みを感じるときは、子宮口が開くことによる痛みではありません。
前駆陣痛や本陣痛による痛みの方が強く感じていることが多いようです。
子宮口が10cmまで開いている状態です。
子宮の収縮が非常に強くなり、2~3分間隔で、陣痛が60~90秒程続きます。
子宮口が10cmまで完全に開ききるまでは15分~1時間かかると言われています。
子宮口が開ききったら、分娩に移り、出産が始まります。
移行期
子宮口が7cmまで開いている状態です。
子宮の収縮が強まって、陣痛は3~4分間隔と短くなります。一般的に準備期より短いと言われています。
活動期
出産しやすい子宮口にするには
冷えを改善
「子宮口が堅くてなかなか開かない」と産婦人科医に診断される方は多くいます。
子宮口を柔らかくするために、以下の対処法を勧められることがよくあります。
以下のことを取り組んでみてくださいね。
身体を積極的に動かす
冷えは血流を悪くし、筋肉や身体を強ばらせてしまいます。
靴下の重ね履きや温かい飲み物をとる等して、体を温め、硬くなった身体の筋肉をほぐすようにしましょう。
子宮の血流が良くなると、子宮口が柔らかくなりますよ。
スクワットをしたり、階段の上り下りをしたりして股関節を柔らかくする運動をするようにしてください。
腰痛がひどいときには無理をしないでくださいね。
身体に無理のない程度のストレッチもおすすめですよ。
リラックスした状態
いかがでしたか?
子宮口が柔らかい・硬いは体質によるものが大きいため、変化する時期には個人差があります。
出産予定日になるまではできるだけリラックスをして、出産に備えてくださいね。
身体に力が入った状態だとなかなか子宮口が開かないこともあるので、陣痛で苦しいとは思いますが、リラックスしましょう。
助産師さんやパートナーとなる方、ご家族の方と話をして、緊張をほぐすように心がけましょう!