もし感染してしまったら、一生虫歯に悩まされる可能性だってあるんです。
予防するには、噛み与えやスプーンなどを一緒に使うことは避け、口同士のキスなどもやめましょう。
生後19ヶ月〜2歳半までを感染の窓といい、一度虫歯菌が定着してしまうと、口内は虫歯になる確率が非常に高くなります。
ですので、この期間は特に注意しなければなりません。
歯が生えて間もない赤ちゃんは、もともと虫歯菌の原因である、ミュータンス菌はいません。
でも、2歳半までにもし虫歯菌が家族から感染すると、その後虫歯菌は一生、住み続けてしまうんです。
虫歯菌が家族から感染すると虫歯になりやすくなる
歯が生える時期に注意すべきこと
赤ちゃんが歯が生える時期
歯周病菌は虫歯菌に比べて感染する期間が長いです。
ですので、大人になっても歯周病菌が相手に感染する可能性は十分にあります。
歯周病菌を多く持っている親の子供は、親と同じ歯周病菌を持つ確率が高くなり、歯周病の状態の悪い母親の子供には、歯周病菌が多くいるという研究結果もあります。
やはり家族みんなでケアすることが、赤ちゃんの歯を守る第一歩です。
歯周病菌は夫婦でも感染する
上記の通り、赤ちゃんの虫歯を予防するには、まず家族が先に予防しなければいけないということが分かると思います。
家族の口内ケアが、赤ちゃんの口内ケアに繋がるんです。
赤ちゃんに感染しないように、家族みんなでしっかりと口腔ケアを行なうようにしましょう。
まずは家族がしっかりと予防
9〜16ヶ月に上下の前歯が揃う
最初に、下の前歯から生え始めます。
下の前歯が生えると裏側に白い歯石が付くことがありますが、この歯石によって歯肉炎や虫歯になるわけではないので、これはそのままにしておいても問題ありません。
ですが、歯を磨く際には、歯茎はとてもデリケートですので、大人用の歯ブラシではなく、ちゃんと赤ちゃん用の小さくて柔らかい歯ブラシで磨いてあげてください。
また、この時期から歯磨きも始まります。
3〜9ヶ月に最初の歯が生える
上下の前歯が生えそろう時期です。
そして、離乳や断乳の時期でもあります。
授乳が長く続くと、前歯の表面に初期虫歯が出ることがあります。
すぐに削る必要はありませんが、授乳後歯磨きなどで、歯の表面をキレイにしてあげてください。
24ヶ月〜奥歯も全て生えそろう
奥歯が生え始め、乳児食になります。
この時期にもっとも認められる虫歯は、上の前歯の歯と歯の間です。
なぜなら、多くの歯はまだ隙間がありますが、上の前歯の歯と歯の間は詰まっていることが多いため、歯ブラシでは汚れが取れにくいからです。
歯を磨いてあげる際には、注意して磨いてあげましょう。
そしてこの時期から、家族の虫歯菌が赤ちゃんに感染する確率が高くなりますのでしっかりと家族で口内ケアしてください。
16ヶ月〜22ヶ月に奥歯、犬歯が生える
この時期になると、奥歯も全て生えそろい、いろいろなものを食べ始める時期です。
乳歯の時期は、虫歯の進行も早いので、過剰に甘いものを覚えさせないことと、しっかりと歯を磨いてあげることが大切です。