2016.12.12 Mon 更新

帝王切開は年々増えている!?帝王切開についてのまとめ

帝王切開による出産件数は、年々増えているんです。今では、5人に1人は帝王切開での出産と言われています。ただ、帝王切開と聞くと、色んなイメージを持つと思うのですが、実際のところはどうなのでしょうか?帝王切開は母子を守る為にも必要な処置、お産方法です。そこでここでは、帝王切開について詳しくまとめてみましたので、是非ご覧ください。

痛みに関して

病院によって、全体の流れは異なりますが、おおまかな流れについてご紹介します。
まずはじめに剃毛・消毒を行い、その後に局部麻酔(下半身)か場合によっては、全身麻酔を行ないます。
麻酔が効いたのを確認したら、お腹を切開します。
切開後はすぐに赤ちゃんを取り出して、胎盤などを洗浄し、傷口を縫合するという流れになります。
だいたいこの流れで、全体で約1時間程度と考えておいていいでしょう。

全体の流れ

そもそも帝王切開とは、色んな理由や状況から、自然分娩がリスクが高いと判断された方が選ばれる、分娩方法です。
この帝王切開には大きく分けて2パターンがあり、予定帝王切開と緊急帝王切開があります。
この2つは、流れとしてはほぼ同じなのですが、前々から自然分娩が難しいと分かっている方が、あらかじめ予定をたてて行なうのが、予定帝王切開です。
また、自然分娩中になにかしらのトラブルが起きて実施されるのが、緊急帝王切開です。

帝王切開について

傷口について

帝王切開を行なうと、抜糸の作業が必要になります。基本的には溶ける糸を仕様している病院がほとんどですが、溶けない糸の場合は、抜糸が必要です。
抜糸と聞くと痛そうなイメージですが、実際はほとんど痛みはありません。

帝王切開後の抜糸について

手術中は麻酔が効いていますので痛みはないと思われがちですが、個人差がありますので、手術中や手術後に痛みを感じる人もいます。
やはり麻酔をしているといえど、多少の痛みを伴いますので、多少の我慢は必要になってくるようです。
正直な話、麻酔注射を打つ際に専門の医師がいるのかどうか、技術的による差、なども関わってきます。
痛みにあまり強くなく、耐えれる自身がない、って人は、局部麻酔の針を差す前に皮膚麻酔をしてもらうといいでしょう。

最後に

ただし、痛み止めを処方してもらえると思いますので、あまりにも痛みが強い場合は、医師に相談して、処方してもらいましょう。
術後は、痛み止めをうまく使用しながら、無理をせずにゆっくりと回復を待つようにしてください。

術後の傷口に関しては、約1年ほどで傷口は白っぽくなり、次第に消えていくようです。
痛みに関しては、術後に麻酔が切れた頃から徐々に痛みが出てきます。

続いては、手術後の傷口についてですが、帝王切開の方法には2つの方法がありまして、横に切る方法と、縦に切る方法があります。
一般的には横に切る方法が傷口は目立ちにくいです。
縦だと赤ちゃんが取り出しやすい反面、傷口は目立ちやすくなります。

帝王切開と聞くと、陣痛を経験しないで済むから楽、痛くないお産、など偏見をもっている人もたまにいます。
勘違いしてほしくないのは、帝王切開は経膣分娩とは違った悩みが伴いますし、個人差ではありますが痛みも当然伴います。
不安もかなりあることは間違いないです。

あくまでも、母子を危険から守る為の分娩方法ですので、楽とか痛くないという風に思っている方がいましたら、間違いです。
自然分娩でも、帝王切開でも、大切な我が子を一生懸命産むことには、変わりありません。
不安なことがあれば、すぐに医師に相談するようにしてくださいね。

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