2016.12.12 Mon 更新

粉ミルクとフォローアップミルクの違いって何?いつから飲ませたらいいの?

子供が成長してきて離乳食が進んでくると、育児用の粉ミルクからフォローアップミルクに切り替えるタイミングに悩んでいるママも多いのではないでしょうか。そもそもフォローアップミルクとは何なのか、栄養の違い、どのくらいの量をいつまであげたらいいかなど、フォローアップミルクと粉ミルクの違いについてまとめました。

フォローアップミルク、粉ミルク、牛乳の違い

フォローアップミルクは、牛乳よりは栄養価が高く、普通の粉ミルクよりは値段が安いのが特徴です。
粉ミルクよりも価格が安いので、上手に取り入れていくことで経済的な負担を減らすこともできます。

結論から言ってしまえば、フォローアップミルクは飲まなくても問題ありません。
粉ミルクが母乳の代わりを意味するものなら、フォローアップミルクは牛乳の代わりというのが近いかもしれません。

母乳や粉ミルクで育ってきた赤ちゃんにとってミルクは食事であり、必要な栄養源です。
そのため、粉ミルクというのは完全栄養食品とも呼ばれていて、赤ちゃんの成長に必要な栄養分がバランスよく入っています。
一方でフォローアップミルクとは、離乳食を始めてしばらく経ち、離乳食に慣れてから飲むもので、食事としてのミルクというよりは、栄養補助のためのミルクになります。

フォローアップミルクとは何なのか

切り替えるタイミングはいつ?量は?

また、牛乳は高タンパクでカリウムやマグネシウムといった重要なミネラルも入っているのでおすすめではありますが、1歳前の赤ちゃんだとたんぱく質は消化しにくく、アレルギーの心配もあります。
そういう面では、フォローアップミルクの方が適しているということもあります。

そこで、離乳食や食事で足りない栄養を補うためにフォローアップミルクが作られたという経緯があります。
フォローアップミルクは、粉ミルクや牛乳と比べて鉄分が多く含まれていますが、亜鉛や銅といった栄養分は入っていないので、これらは食事からしっかり摂るように気をつけた方が良いでしょう。

離乳食が進んでくると、赤ちゃんは授乳やミルクからではなく、食事から栄養を摂るようになります。
ですが、9〜10ヶ月ごろになると食事からだけでは満足に鉄分が摂取できずに「鉄欠乏性貧血」という病気にかかるリスクが増えてきます。

おわりに

子供によって個人差もあるので一概には言えませんが、身長や体重が順調に伸びていて離乳食を終えて、普通の食事を食べられるようになったら飲ませる必要はありません。遅くても3歳までには止めるようにした方がいいでしょう。
ミルクの飲み過ぎでお腹いっぱいになって離乳食を食べられなくなるようでは本末転倒になってしまいます。

いつまで飲ませるべき?

フォローアップミルクは食事の栄養補助なので、離乳食を1日3回十分に食べられるようになってからになります。
フォローアップミルクの説明には「9ヶ月から」等と書かれていると思いますが、例えば離乳食を食べ始めるのが遅く、まだなかなか食べない赤ちゃんにとっては、フォローアップミルクよりも普通の粉ミルクの方が良いでしょう。
量の目安としては、1日600mlと言われています。
飲み過ぎは肥満の原因になりかねないのが理由です。

何となく9ヶ月頃を境にフォローアップミルクに切り替えていくのが普通と思っていたママもいるのではないでしょうか。
フォローアップミルクは絶対に必要なものというわけではなく、卒乳や断乳し離乳食メインになった時、離乳食をあまり食べない赤ちゃんに対して栄養を補うという意味で飲ませましょう。

毎回の食事でカロリー計算は難しいでしょうが、赤ちゃんがちゃんと成長できているか、抱っこしたり遊んでいる時に感じ取っていきましょう。
気を張りすぎずに離乳食期を過ごしてくださいね。

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